アイコン 豊洲市場160人感染もクラスターではない 社会的影響優先


豊洲市場では8月9日以降新コロナ感染者が相次ぎ、12月4日までに豊洲市場の団体が自主的に行った感染検査で新たに71人の感染が確認されたという。7日にも3人の感染者が見つかりこれまでの累計感染者数は160人に及んでいる。しかし、クラスターではないとしている。

厚労省の定めるクラスターの定義は、一般に「同一場所で5人以上の感染者の接触歴が明らかになった場合」とされている。学校や病院などで5人異常発生した場合は、クラスや学級閉鎖などではなく学校や病院そのものがクラスター認定される。

しかし、東京都は、豊洲市場の場合、水産仲卸売場棟だけでも1500店舗が額を突合せ、その隣どうしで5人以上感染しても、1事業所では人数も限られ、感染者は5人未満であり、クラスターに該当しないという政治的な珍珍解釈を採用している。

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豊洲市場では、
8月9日に初感染者、8月19日に2人目、但し、別途、出入り自由の水産仲卸業者2人は意識して市場としてカウントせず。豊洲では最初からクラスター扱いしない方針を有していたようだ。
11月2日、2名陽性
4日、4名陽性
5日、3名陽性
6日、2名陽性
7日、8名陽性
11月2~7日までの19人の感染者は市場の自主検査によるもの。

11月9日、12人の市場関係者の感染判明(自主検査含む)
11月10日に新規感染者9人、11日に8人、12日に4人、13日3人、16日14件、17日4人
11月18日、新規感染者2人、累計感染者数は82人、うち74人が水産仲卸従業員。
11月20日、新規感染者は30人、累計感染者数は114人
11月25日、累計感染者数は145人、うち100人が水産仲卸関係者。
11月30日、累計感染者数は156人
12月7日現在、累計感染者数は160人

11月20日からでも46人が感染している。

GoToキャンペーンに呼応して豊洲市場では11月2日から観光客向けのマグロ競り見学を再開、それが感染を広げたという見方もなされている。

発泡スチロール製などの魚箱に付着したコロナウイルスは東京のお魚屋さん、飲食店、スーパーなどへ卸され運ばれている。こうした関係者が感染しても、当然、感染経路不明として記録される。物言わぬ都民を尻目に東京都はおめでたいお役所でもあり、クラスター扱いされないことから新コロナも大喜びしている。

都は豊洲市場で新コロナが発生した小区画割りの店舗等の消毒を行い一時休店指示、濃厚接触者は自宅隔離してもらい検査を行っている。そのほかの人の検査は、クラスター認定をしないためか都ではなく、市場団体が自主的に11月10日まで唾液PCR検査を実施して陽性者が次々に判明したとしている。11日以降は都の検査での陽性者と市場の検査での陽性者となっている。

石原都政時や中央政治を批判して都知事になったファッションショーの小池さん、現在の東京都知事は菅首相や二階幹事長の顔色ばかり見て中央政治の一員になりきっている。
  同じ服を着用するのは新コロナ報道用の緑の服のときだけのようだ。

 

[ 2020年12月 8日 ]

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