地方へ拡散してしまった新コロナウイルス

地方へ拡散してしまった新コロナウイルス

来年３月以降に開始されるワクチンを待つしかないが、集団免疫論からは６０％、７５００万人が接種しなければ効果は限定的。政府は国民全員が接種できるワクチン量を確保しているが、２回接種で１億５０００回分必要となり、現行、米ファイザー製ワクチンは生産が計画より遅れ気味になっている。
米モデルナ製も型が同じmRNA型ワクチンであり生産量はほぼ同じスピードと見られる。両社のワクチンは９５％前後の有効性が証明されている。輸送は極低音でドライアイスを大量に入れた専用箱で輸送することになる。

英アストラゼネカ製は規定の量での効果は７０％、間違って半分の量を投与したグループは９０％以上の有効性を示した。しかし、臨床試験を再度半分の量で再申請して行うことになり、既に半分量で臨床試験を行っているものの、結果の承認は来年２月になると見られている。米２社とは型が異なりウイルスベクター（アデノウイルス）型ワクチンで安価、安全度も高いとされ、ほぼ常温輸送が可能されている。

結果、日本で７５００万人以上が接種するまでには、早くて秋までかかると見られる。

まずは、最低でもワクチン接種開始まで、２月いっぱい持ちこたえなければならない。あと３ヶ月間、日本が持つかどうかは分からない。そしてその後も、７５００万人が２回の接種を終える間で耐えなければならない。７５００万人が接種を終えたことにはほぼ収束・終息しているものと見られる。

ＧｏＴｏ　Ｔｒａｖｅｌ　ｗｉｔｈ　Ｃｏｒｏｎａ
日本の人口は１億２５７７万人、累計感染者数は１７万人、感染率は０．１４％、１億２５６０万人の誰かが０．１４％の確率で感染する可能性がある。
自己防疫の基本を忠実に守るしかない。

致死率が高くなる高齢者の人たちは、防疫の基本を実行し、さらに人との接触を可能な限り減らすことしかない。

もうここまでくれば、ステルス感染者もそれ以上に増加しており、手がつけられない。最後の切り札は、年末年始を１４日間休暇にするかどうか、そしてその期間に直近週の日平均で５０人以上の感染者が出ている都市に対して緊急事態宣言をかけることができるかどうかだろう。

今回の人はそんな金の玉は持ち合わせていない。政府分科会の言葉を利用するだけ利用し、分科会が意見すると聞く耳を持たない人でもある。

スクロール→

拡散してしまった新コロナ
	日本		東京		地方		東京
20年	感染	死亡	感染	死亡	感染	死亡	構成
1月	12	0	1	0	11	0	8.3%
2月	230	4	51	1	179	3	22.2%
3月	1,992	62	474	16	1,518	46	23.8%
4月	12,190	391	3,748	103	8,442	288	30.7%
5月	2,478	441	957	185	1,521	256	38.6%
6月	1,835	76	994	20	841	56	54.2%
7月	17,650	39	6,464	7	11,186	32	36.6%
8月	32,112	287	8,125	31	23,987	256	25.3%
9月	15,199	275	4,918	45	10,281	230	32.4%
10月	18,370	195	5,350	47	13,020	148	29.1%
11月	46,925	382	9,857	34	37,068	348	21.0%
累計	148,993	2,152	40,939	489	108,054	1,663	27.5%
１２月
10迄	23,423	361	4,590	41	18,833	320	19.6%
平均	2,342	36	459	4	1,883	32	19.6%
10日	2,972	26	602	2	2,370	24	20.3%
累計	172,416	2,513	45,529	530	126,887	1,983
・ＧｏＴｏトラベル7月22日～、東京は9月18日～／大阪市と札幌市11/23日中断／東京都は高齢者に利用中断要請＝任意
・ＧｏＴｏイート10月1日～／11月に10都道府県中断
致死率
		全国		東京		地方
7～9月		0.93%		0.43%		1.14%
10月～12/10		1.06%		0.62%		1.18%
・12月9日現在の重症者は543人、多く亡くなったことから前日比▲12人のマイナス。

[ 2020年12月11日 ]

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