アイコン シノファームのワクチン 神経炎症で臨床中断/ペルー


AFPによると、ペルー国立保健院が11日、中国シノファーム(中国国営・生物技術集団)の新型コロナウイルスワクチンの臨床試験を中断したと明らかにした。
参加者1人がギラン・バレー症候群で腕を動かせなくなり臨床試験が中断された。ギラン・バレー現れる疾患。
ラン・バレー症候群は、末梢神経に炎症が発生し四肢(手足)に痛みとマヒなどを引き起こすまれな非伝染性の疾患。

ペルーは昨年6月、同症候群の症例が多数報告されたことを受け、公衆衛生上の緊急事態宣言を5地域に一時的に出していた。
1970年代に米国で行われた豚インフルエンザに対するワクチン接種では、豚肉を食べた約450人がギラン・バレー症候群の症状を示したことから、集団接種が中止されたこともある。

ペルーでは約1万2000人を対象にシノファームのワクチンの臨床試験を進めてきた。本来ならば、今週に臨床試験結果を発表する予定だった。
シノファームの新型コロナウイルスワクチンは、ペルーとともにアルゼンチン、ロシア、サウジアラビアなどで約6万人を対象に臨床試験を実施している。

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シノファームはこれに先立ち「われわれのワクチンを接種した人だけでこれまで100万人を超えるが副作用はただの1件もなかった」と明らかにし、来年までに10億回分を提供するという計画を発表している。

中国ワクチンは国営製薬会社であるシノファーム(CNBG)2種とシノバック(Sinovac、科興控股生物技術)、カンシノ社が開発したワクチンなど4種。カンシノ社は中国軍事医学研究院と共同で開発したワクチン。

新コロナワクチンは、シノファームでもファイザー、モデルナ社製でも高い熱や倦怠感、筋肉痛などの副作用はあるが、24時間程度で副作用は消滅しているのが現実。こうした副作用は軽度で副作用のうちに入らないというのが米FDA。

中国製ワクチンは、効果ばかりが公表され、何れも副作用報告の詳細を公表しておらず、分からないのが現実。しかし、すでに臨床で100万人以上に接種していれば、あらゆる副作用報告がなされていてもおかしくないのであるが・・・。
海外の臨床でもこうした問題がオープンなる事は珍しく、すべての副作用データをシノファームが握り、明らかにしないのがワクチンを一帯一路覇権戦略の道具にする中国共産党のやり方である。
中国では感染者があまりに少なくなり、現在、海外の感染拡大国に対して第2・第3相の臨床治験を行っている。


 

[ 2020年12月14日 ]

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