掛け声だけだったのか3週間勝負 拡大続きGoToトラベル2週間後中断へ・・・
菅首相の新コロナに対する対策の発言では、「国民の皆さん マスクをして静かに食事をしましょう」という声が唯一無二、14日やっとGoTo中断を決断したと思いきや、感染急拡大地だけではなく全国一律。それも2週間後の28日からの中断にワレズッコケてしもうた。菅氏の執拗な徹底抗戦の末の分科会に妥協した決断のようだが・・・。
第1波の緊急事態宣言での感染者数は、4月と5月の死亡者数は(当時の)加藤厚労相と専門家会議の判断による厳しい感染検査基準により重症になった患者の病院受け入れが多く、大勢が亡くなり、その数は832人に及んだ。
第3波は、11月と12月14日までの死亡者数は879人となっている。致死率は5.67%から1.08%に大幅に減少したものの感染者の急増で死亡者数は、12月、17日間をまだ残しており大幅に増加することになる。
官房長官から首相に上り詰めた菅氏であるが、一貫して新コロナに対応している責任者でもある。
菅首相の11月25日発布の全集中3週間勝負、その総括はせず、目先の感染者増と支持率の急落に圧倒され、次の手を打たざる得なくなり、GoToトラベルの全面中断を決定した。しかし、12月28日から1月11日(月・祭日)までの年末年始対策に過ぎない。
政府分科会は10月23日、既に年末年始を1月11日まで事業所を休業日(4月宣言と同じ方法)にするように提言したが、何を言われたのかその後、褌発言の尾身氏は一言も触れなくなっている。
<再び注目される強面の二階氏の存在>
自民党の二階俊博幹事長は全国旅行業協会の会長も務めるGoToトラベル推進者。二階派幹部は突然の一時停止表明に「どういう趣旨なのか。勝手なことをしやがって」と不満を漏らしたと報道されている。菅首相誕生の立役者の二階氏、菅氏にとって足を向けて寝られない存在。
菅氏の勝負の全集中3週間発布の11月25日の前後3週間を次のとおり表とグラフにしてみた。国会での全集中発言は漫画の読みすぎか?麻生氏教えられたのか。
国民を顧みず、周りばかりを気にして決断できない人は首相になるべきではないだろう。
↓いったい何の勝負をしたのだろうか
スクロール→
菅氏の3週間勝負 宣言日前後各3週間 |
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感染者 |
死亡者 |
|
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累計 |
週間 |
日 |
累計 |
週間 |
致死率 |
11月10日 |
110,610 |
7,163 |
1,023 |
1,851 |
56 |
0.68% |
11月17日 |
121,339 |
10,729 |
1,533 |
1,920 |
69 |
|
11月24日 |
135,841 |
14,502 |
2,072 |
2,015 |
95 |
|
11月25日 |
勝負の3週間開始日 |
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12月1日 |
151,016 |
15,175 |
2,168 |
2,193 |
178 |
1.36% |
12月8日 |
166,629 |
15,613 |
2,230 |
2,445 |
252 |
|
12月14日 |
182,305 |
15,676 |
2,613 |
2,649 |
204 |
|
・12月14日までは第3週目で6日間 |
↓第一波と第3波の状況
スクロール→
新コロナ 第1波と第3波 |
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感染者数 |
死亡者数 |
致死率 |
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|
累計 |
月間 |
平均 |
累計 |
月間 |
平均 |
|
3月31日 |
2,234 |
|
|
66 |
|
|
|
4月30日 |
14,421 |
12,187 |
406 |
457 |
391 |
13 |
5.674% |
5月31日 |
16,898 |
2,477 |
80 |
898 |
441 |
14 |
|
平均は日平均/データはNHK数値//12月は14日までの数値 |
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10月31日 |
101,482 |
|
|
1,770 |
|
|
|
11月30日 |
148,988 |
47,506 |
1,584 |
2,152 |
382 |
13 |
1.088% |
12月14日 |
182,305 |
33,317 |
2,380 |
2,649 |
497 |
36 |
↓新コロナ 月別死亡者数と致死率推移(但し12月は14日まで)
死亡者数は感染者数に比例し、感染から15日~20日以降に後追いで増加する。致死率が下がっていても感染の絶対数を止めない限り、死亡者は増加し続けるか、高止まり状態が続くことになる。12月14日まで日平均死亡者数は36人、このままだと12月の死亡者数は×31日で1100人を超えてくる。