アイコン 世田谷区PCR検査プール方式導入 厚労省認めず 中国では1100万市民に実施


東京都世田谷区は17日、新型コロナウイルスのPCR検査で、4人の検体を一度に判定する「プール方式」を、来年1月から始めると発表した。
介護や障害者施設などの職員を対象に定期的に集団検査をしており、世田谷区は、複数の検体をまとめて検査できるプール方式の導入を目指してきた。世田谷区によると、導入は都内23区で初めてという。

プール方式の導入を巡って世田谷区は、国から「精度が担保されていない」として承認を得られていない。国が費用を負担する行政検査でなければプール方式での実施が可能のため、世田谷区は、都からの補助金を活用して始めることにした。

世田谷区は来年1月中旬~3月、介護施設などの職員約1万5400人をプール方式で検査する。陽性が出れば、あらためて行政検査し、確定診断するという。

世田谷区は、感染者への早期対応に加え、高齢者の重症化やクラスター(感染者集団)発生を防ぐため、介護施設などで無症状の職員らを検査している。
社会的検査として10月に始めたが、1検体ずつ調べ判定する従来の検査法を続けてきた。
 社会的検査では、今月14日までに延べ204施設で3619人を検査。53人の感染(陽性率1・46%)が分かったが、区内には対象者が2万人以上いる。
以上、

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プール方式は中国で実行され、武漢市1100万市民と青島市の900万人の全員PCR検査を実施している。双方とも1ヶ月あまりで完了させている。中国のプール方式は既に僅かな感染者(20~30人)しか発生していなかったが再感染拡大を憂慮して実施、検体を50~100人分をまとめて1回で検査し、もし陽性だったら、個別に再検査する方式を採用していた。

元々PCR検査の精度は試料や検査機器等の出荷段階で95%前後、実際の現場では検体の取り方などにより80%前後まで落ちる。
100人の陽性者を検査しても20人は陰性判定されているシロモノだ。
そのため、疑わしき人は1人につき何回も検査する必要がある。しかし、保健所や町医師は1回検査し陰性だったら、なかなか2回目の検査を受けさせようとしない現実がある。そのためか、格安のPCR検査センターが大繁盛している。今や現場の精度は同じようなものだ。
厚労省が、精度が担保されていないなど言えた義理ではない。

 

[ 2020年12月18日 ]

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