コロナ対策 ウイルス不活性化にオリーブ石鹸有効 「シャボン玉石けん」 オレイン シャボン玉石けん
広島大学と北九州市の石鹸メーカー「シャボン玉石けん」は、天然せっけんの成分「オレイン酸カリウム(オレイン)」が、新型コロナウイルス感染の防止に高い効果を示すことを共同研究で確認したと発表した。
オレインの水溶液にウイルスを3分間触れさせたところ、感染力はほぼなくなった。
一般的な合成洗剤の成分で同様にウイルスを抑制する場合、オレインの約3~8倍の濃度が必要となることも分かっており、同大は「新型コロナについて高い抗ウイルス効果が実証された意義は大きい」としている。
オレインは、オリーブオイルなどに多く含まれる天然油脂が原料。
同社製品のハンドソープを含め一般的な天然せっけんにも含まれる。
同社は2008年から広島大学と研究を重ねており、これまでにインフルエンザウイルスへの効果などを確認してきた。
広島大学の坂口剛正教授(ウイルス学)は昨春、国立感染症研究所から分与された新型コロナのウイルス株を使用して実験。ある一定濃度のオレイン水溶液にウイルスを3分間触れさせたところ、何も手を加えない場合と比べ99.99%以上が不活性化したという。
市販のシャンプーなどに多く含まれる合成洗剤成分「ラウリル硫酸ナトリウム」「ラウレス硫酸ナトリウム」と比較すると、新型コロナウイルスを99.99%不活性化させるために「ラウリル」は、オレインの3.8倍、「ラウレス」は8.2倍の濃度が必要だった。
坂口教授は、オレインについて「天然成分としては一般的な存在だが、自然由来の隠れた力がある」と指摘。今後は不活性化に至るまでの作用を詳細に分析するという。
以上、
オリーブオイルの産地で大量に使用するイタリアではCOVID-19が猛威を振るっており、体内のオレイン酸には関係ないようだ。
オレイン酸系石鹸の原料には、オリーブ油のほかパーム油、牛脂にも含まれているようだがオリーブ油が主。
アルコール消毒ばかりでは手は荒れる。普段の小まめの手洗いはコロナ対策も含めオリーブ石鹸がよさそうだ。