アイコン グラフで見るイスラエルとイギリスのワクチン効果 日本との比較 接種計画、五輪開催

12月20日から米ファイザー製新型コロナワクチン接種を開始したイスラエル、2月14日までに人口919万人のうちすでに1回接種380万人、2回接種完了者は240万人に達し、感染者数に対する死亡者数が、接種を高齢者からスタートさせていることもあり大幅に減少してきている。
感染者数はこれまでの規制強化効果もあり、減少してきており、今後、ワクチン接種効果(2月14日現在1回目は人口の41.3%/2回完了は26.1%)も出て、その後も接種率が上昇し続けることから、そのまま収束していくものと見られる。

一方、日本はイスラエルの2ヶ月遅れの2月17日から接種がスタートした。緊急事態宣言で感染者数は減少し続けているが、死亡者数は高止まりしている。
これは感染してから、後追いで健康状態が悪化し死亡していく新型コロナ感染症の病状推移によるもの。特に高齢者の死亡率は高いが、イスラエルは接種開始40日後あたりから、死亡者数、致死率の減少からその効果が出ており、日本も高齢者の接種が始まった後、40日後あたりから効果が出るとみられる。
そのため、現在の宣言が廃止されてもその宣言効果を生かし続ける必要がある。
(感染者数が減れば、防疫対策を若者より厳格にしている高齢層の感染率も下がり、致死率も大きく下がる。その逆も言える。)

オリンピック開催のIOCの最終判断は4月とされており、高齢者接種はまだ始まったばかりの頃だろうか。


 

 

<日本の接種計画>
(未確定・・・生産国がワクチンの輸出制限をかけている)
3月までに370万人の医療関係者
3月、高齢者に接種クーポン発送
4月以降、65歳以上の高齢者(対象3,613万人、しかし接種できるのは6割ともされている)
5月以降、高齢者に平行して60~64歳の714万人の高齢者と820万人の基礎疾患者、200万人の介護ヘルパー等高齢者施設従事者
その後、一般は7月以降とされている
年内接種完了?、ワクチンの調達しだいでは来年の1~2月まで要する。
(現在までに国が示しているのは、4月以降に高齢者に対する接種開始までしかわかっていない)

東京オリンピックは、すでにいろいろ多くのケチが付いている。
そうしたなか開催し成功させるには、観客・無観客に関係なく、国民の協力(外出自粛等防疫対策の更なる強化)が前提となる。海外から来た選手たちの間でクラスターでも発生したら、これまた大きな日本の汚点となる。大会どころではなくなる。
そのためにも、極力国内の感染者数を減らし続ける必要がある。政府諮問委員会の感染症専門の委員が報道番組で、3月にもGoToトラベル(GTT)を再開させることができると発言するなど、ゆうちょな発言をするようでは、五輪に大きすぎるリスクを抱え込むことになる。

2兎追う者1兎獲ず。はっきりどちらかを取るべきではないのだろうか。

(現在、開催されているテニス全豪オープンは2月12日、10人の新規感染者が開催都市のメルボルン市で発生(豪国全体でも10人)し、13日以降、同市が無観客試合にさせている。これは遺伝子分析がまだで、新英国型などワクチンの有効性が低い新型コロナウイルス変異株での感染拡大リスクを除去するための措置、同市が属するビクトリア州政府は、無観客試合にしたことについて、市民、国民、選手たちの安全を守ることは当然の(統治責任者の)義務だとしている。)

(笑い話ではないが、世界から集まる若いアスリートたち、前回のリオ五輪では45万個、2018年の平昌冬季五輪では90ヶ国2,925人の選手たちが参加し11万個のコンドームが無料配布されている。選手たちは恋人も連れてくる。参加選手同士が恋人かもしれない。選手間の接触やSEXを禁止すればそれはそれで大問題となる。選手たちに任せるしかない。各国の大会参加委員には高齢者もいる。選手間、参加者間の感染リスクはいくらでもある。
そもそも新コロナ感染は熱だけで判別できるものではない。感染した人の感染させるリスクは熱が出たときはすでに遅い。発症前2~3日前から感染させるリスクがある一方、中等症や重症化しない限り、発症してから5日以降の感染力は大きく低下するという台湾と英国がデータを公表している)

東京都の感染者数は下げ止まりしている。現在、宣言効果と検査を制限した影響のせめぎ合いが生じているものと見られる(結果、市中のステルス感染者を検査で発掘するのではなく放置した)。感染者増・医療機関逼迫予想下での検査制限は厚労省が推奨しており首都4都県で行われ、このうち最初に検査制限し一番激しく制限した神奈川県も感染者数の今後の推移を見守りたい。

↓イスラエルと日本の週別感染者数と死亡者数の推移
(棒は感染者数で左軸、折線は死亡者数で右軸)
0218_15.jpg

<英国の場合>
英国は12月8日から接種開始、感染力の強い英国型が猛威を振るい12月21日ロックダウン、その後のロックダウンの地域拡大と接種効果により感染者数も死亡者数も減り続けている。2月15日までに接種者1500万人を達成、2/4~2/15日までの間の接種者数は500万人と接種も軌道に乗せてきている。
ロックダウンで感染者数は減り続け、死亡者数もこれまで接種者を医療関係者と70歳以上の高齢者に対して行っており、その効果が現れている。
最近は急激な感染者数減で、後追いする死亡者数により、致死率は高くなっているが、今後致死率もワクチン効果により急激に減少してくるものと見られる。


スクロール→

ワクチン接種を世界に先駆けた国 128日から

イギリス 週別感染者数と死亡者数の推移

 

感染者数

死亡者数

致死率

 

累計

週間

累計

週間

1129

1,617,327

 

58,243

 

 

12/6

1,737,959

120,632

61,245

3,002

2.49%

12/13

1,849,403

111,444

64,170

2,925

2.62%

12/20

2,040,147

190,744

67,401

3,231

1.69%

12/27

2,288,345

248,198

70,752

3,351

1.35%

1/3

2,654,779

366,434

75,024

4,272

1.17%

1/10

3,072,349

417,570

81,431

6,407

1.53%

1/17

3,395,959

323,610

89,261

7,830

2.42%

1/24

3,647,463

251,504

97,939

8,678

3.45%

1/31

3,817,176

169,713

106,158

8,219

4.84%

2/7

3,945,680

128,504

112,465

6,307

4.91%

2/14

4,038,843

93,163

117,166

4,701

5.05%

2/18

4,071,185

32,342

118,933

1,767

5.46%

・○○日までの1週間、218日は4日間、致死率を参考に

・英国は感染力の強い英国株が12月から猛威を振るっている。

・英国は215日までに医療関係者と70歳以上の高齢者の1500万人に接種したと発表した。人口は6,811万人

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[ 2021年2月19日 ]

 

 

 


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