アイコン EU 供給遅れでAZ社を提訴 日本はファイザーを提訴できるか

欧州連合(EU)欧州委員会の報道官は26日、英製薬大手アストラゼネカ社(AZ社)に対して、新型コロナウイルスワクチンの大幅な供給遅延が契約違反だとして訴訟を起こしたと明らかにした。

EUはAZ社に契約通りの供給を求めている。 ベルギーの裁判所で審理される見通し。
ワクチン供給をめぐるEUとAZ社の対立は法廷闘争に発展した。
欧州委は加盟国を代表し、昨年夏にアストラ社から最大4億回分のワクチンを購入する契約を結んだ。
ただ同社は今年1月、生産の問題を理由に大幅な供給削減を通知している。4~6月の供給量も当初予定した1億8000万回分から7000万回分に減る見通しで、EU内での接種遅れにつながっている。
欧州委報道官は「契約に基づく量のワクチンが確実に素早く供給されるようにしたい」と強調した。
ロイター通信によると、アストラ社は契約違反を否定した上で、「いかなる訴訟にも利点はない」と訴えた。
以上、ロイター通信参照

 

金の玉をなくして久しい日本國政府は米ファイザー社に提訴などできようもない。
それどころか日本國政府は、世界やアジア・隣国の接種で接種データが集まっているにもかかわらず、チンタラまだAZ社やモデルナ社のワクチンの承認試験を行っている。渡る前に石橋さえ崩れかかっている。

AZ社の供給遅れは、インドが感染者増でAZ社から最大の生産量を受託しているインド血清研究所(世界最大のワクチン受託生産会社)が、インド政府から輸出禁止令を出され、国内向けに振り向けたことによるもの。3月には一旦、解禁されたが、インドでさらに感染爆発、再度輸出は認可制が取られている。

米ファイザー社やモデルナ社についても、バイデン米政権が「国防物資生産法(DPA)」を発動して、輸出を規制しており同じことが言える。
しかも米国の場合、ワクチンだけではなく、原材料などワクチンにかかわる37種について輸出許可制を取っている。米政府は国内法のDPAにより、米ファイザー社が米国工場で生産するワクチンの日本への輸出も遮断している。
日本が輸入しているファイザー製ワクチンは、ファイザー社のベルギー・アントワープ工場で生産されているワクチンを、欧州連合の認可の上で輸入しているもの。

1週間前、AZ製ワクチンを主に製造しているインド血清研究所も米国から原材料が入荷しない限り2~3週間でワクチン生産に支障をきたすと発表した。
直近、バイデン大統領はインドを友好国として感染爆発に対処してもらうため、ワクチン原材料の輸出や医療用酸素など医療機器支援を発表した。

ワクチンのほかに注射器も不足している。
日本政府・厚労省が昨夏、加藤厚労相(現官房長官)が日本メーカー各社を呼びつけ、5回用の注射器を大量発注、しかし、米ファイザー製バイアルは6回用、急遽、厚労省は韓国メーカーに8000万本も発注している。
こうした厚労省の情報不足による発注ミスも世界の注射器不足に拍車をかける一因にもなっている。
現在、日本へ韓国メーカーから輸出されている注射器は、韓国の医薬品当局がまだ生産認可をしていない新工場で生産され、日本へ輸出されている。大丈夫かいなぁ。

[ 2021年4月27日 ]

 

 

 


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