アイコン モデルナ製ワクチン サムスンバイオで生産決定 武田薬の芽なくなる?


米モデルナ製の新型コロナワクチンを韓国のサムスンバイオロジクスが生産することになった。

訪米中の韓国の文在寅大統領は21日、バイデン大統領との共同会見で、ワクチンの生産や供給で協力していくことを発表した。

翌日には、モデルナ社と韓国の製薬会社「サムスンバイオロジクス」が韓国国内での委託生産契約を締結した。
韓国ではワクチン不足が問題となっていて、文大統領の訪米によるワクチンの確保に期待が高まっていた。
今後生産されるワクチンの一部は国内にも供給される予定。モデルナ社のワクチンは先週、韓国で承認されていた。
以上、

モデルナ社はアジアでのワクチン生産を武田薬とも交渉しているとしていたが、武田はJ&J(=ヤンセン)とノババックスのワクチンの生産を受託しており、日経が掲載していたようなことにはならなかったようだ。
モデルナ社は工場を持たない医薬品開発ベンチャーであり、政治的に動けば動いた方に靡くのは当然のことだろう。

ただ、サムスンバイオで生産するには早くて数ヶ月ほど時間を要するものと見られる。モデルナは現在、スイスのロンザ社に生産委託しており、アジアにも生産拠点を計画していた(昨年5月生産提携していた)。

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菅首相の訪米では、ワクチンについてファイザー社と追加して購入契約して帰国したが、それだけだった。
4月26日のEU当局が、日本に(ファイザー製を)5230万回分を認可していると発表した。河野パクチン大臣が翌日、否定するかのように2800万回分しか入っていないと反論したが、4月26日まで2800万回分が日本に入っていたことになる。
どうしてワクチンを接種させないのか。(5月20日になっても累計で800万回しか接種していない)

接種体制やシステム作りをどうしてそれまでに構築しなかったのか、できなかったのか、日本医師会に問題あるのか、コントロールする官邸に問題があるのか、運営する自治体にあるのか、何も検証されないまま、自衛隊導入を決定、本日から自衛隊により大規模接種が開始されている。官邸が予約システムを発注し自衛隊に運営させているシステムの不具合を防衛相が、不具合を報じた報道機関に対してイチャモンをつけるなど、すでに官邸自身が不具合を起こしているようだ。
予約管理システムも、ワクチンの管理および運送手配も自治体任せで広告代理店など素人が受注し、現場は大混乱している。新コロナ戦争という認識も人の命がかかわっているという認識も官邸にはまったくないようだ。

どうであれ、ここ1週間の日平均27万回接種を早期に菅首相の口約である100万回にスピードを加速させて欲しいものだ。

バイデン米大統領は1月20日の大統領就任式前に、就任した場合、現在の日50万回の接種を100万回に引き上げると発表、2月早々には150回すると述べ、ピーク300万回を超える接種を実現させている。
菅首相は口約で100万回と発表、今後それをどこまで引き上げることができるだろうか。楽しみだ。

現在は、接種する側の医師・自衛隊の医療関係者と接種される側の高齢者が互いに感染する・感染させるリスクを抱えたまま大規模に接種が開始されている。
医療関係者の2回の接種率は5月20日現在48.4%、抗体が育成されるのは2週間後とした場合、その率はさらに大きく低下する。
(防衛省は5月23日、大規模接種に携わる自衛隊員や看護師など医療関係者に対して、事前にモデルナ製ワクチンを接種したとしているが、モデルナ製ワクチンの厚労省認可は5月20日、それ以降の接種となり、まだ1回目の抗体もろくにできていない。国を守る自衛隊員全員にどうして先に接種させないのだろうか。不思議でならない。)

[ 2021年5月24日 ]

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