海外破綻 韓国第3位の書店「ソウル文庫」不渡り 「バンディアンドルニス」
韓国で教保文庫、永豊文庫に次ぐ3位の書店「バンディアンドルニス」を運営するソウル文庫が不渡りを出したと朝鮮日報が6月16日報じている。
ソウル江南地区のCOEXやセントラルシティーターミナル地下の店舗はかつて、恋人たちの待ち合わせ場所として親しまれたが、姿を消す可能性が出てきた。
出版業界団体などによると、ソウル文庫は15日が期限だった手形を決済できず、不渡りを出したという。
ソウル文庫関係者は、「法定管理(会社更生手続き)に入り、再建手続きを踏むかどうか協議している」としている。
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「バンディアンドルニス」はウェブサイトでオンラインによる書籍販売を中断すると告知した。
首都圏の大型書店が閉店の危機に追い込まれたのは、2002年に韓国最古の書店である「鍾路書籍」が不渡りで閉店して以来となる。
ソウル文庫は1988年、ソウル・三成洞貿易センター地下に面積300坪の店舗名「バンディアンドルニス」として出店。今回33年間の歴史で最大の危機を迎えた。
不渡りとなった手形は1億6000万ウォン(約1560万円)相当とされる。金額が比較的小さいため、ソウル文庫が会社更生手続きに入る意欲は低いとの見方が出版業界でなされている。
[ 2021年6月17日 ]
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