「倒産の40年前と今の違いとは」「港区、コロナで倒産・再挑戦に支援金」ほか/倒産・不況ニュースピックアップ
【倒産今昔】果敢さと諦めの温度差、倒産の「40年前」と「いま」
今から40年前の1981(昭和56)年6月。バブル前の全国の企業倒産は1423件だった。今年6月の倒産は541件で約3分の1にとどまる。倒産は抑制されたが、1つ1つの倒産が重く、苦しい決断の結果であることに変わりはない。だが、40年前の頻発した倒産と、コロナ禍での倒産には「違い」がある。
港区、コロナで倒産・再挑戦に支援金 東京コロナ情報
コロナ禍で倒産・廃業し、区内で改めて創業しようという事業者に最大100万円を補助する支援制度を始めると発表。昨年4月7日以降に倒産・廃業し、来年1月末までに創業する中小企業者が対象。20事業者程度の募集枠を設けるという。
家庭の洗濯進化にテレワークが常態化、老舗クリーニング店「倒産の必然」
洗濯機や洗剤の機能向上に伴う家庭用洗濯が進化や、ファストファッションの台頭による衣類の低価格で、クリーニング店は1998年以降をピークに減少を続けている。市場縮小が進むなか、昨年来のコロナ禍が追い打ちをかけている。
それを象徴するように、大阪の業歴62年の老舗クリーニング店・伊勢津ドライが3月29日に民事再生法の適用を申請した。同社は高度経済成長期とともに事業を拡大し、2005年には200店近くの店舗を有する関西でも名の知れたクリーニング業者だった。
【倒産今昔】果敢さと諦めの温度差について、ネットの反応では・・・
「40年間でといまというよりコロナあるかないかでしょ」
「業種が絞られるから、新しくまた始めようにも難しい」
「破産が9割か。続けようという意思がないってことね」
「だいたい失敗してもへこたれない人って一部じゃないの」
「野心的な方が昔が多かったのはなんかわかる」
などの声があがっている。