アイコン SONY-PS5これまでの最速で1000万台突破 半導体不足のなか実現


ソニーグループのソニー・インタラクティブエンタテインメントは28日、昨年11月に発売開始した家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)5」の世界累計販売が1千万台を超えたと発表した。

発売後約8ヶ月の7月18日時点で1千万台に達し、歴代機種の最速記録を塗り替えた。

これまでは欧米などで2013年11月に発売したPS4が2014年8月に達成したのが最速だった。

PS5をめぐっては、昨年からの新コロナのパンでミックによる巣篭もり需要が急拡大しており、世界的な半導体不足がなければ、さらに販売していたものと見られる。

(日本での販売台数は約80万台で、いまだ転売が横行し簡単に手に入らない状況。)

旭化成が製造していた車載音響用半導体、ドイツ社とで2大メーカーとなっていたが、量が少なく、また儲からないため、ドイツ車は家庭用ゲーム機用の音響用半導体にシフトしていた。

そうしたところで、昨年10月、旭化成半導体の建屋が4日間燃え続け壊滅。旭化成半導体は一部を台湾のTSMCに委託生産してもらっていたことから急遽大増産してもらうことになったものの、増産には限界があった。

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ドイツ社も急遽製造を増加させたものの限られ、逆にその反動で今度はゲーム機向けの半導体が不足、自動車メーカー、家庭用ゲーム機メーカー、それぞれの部品メーカーなどが、半導体の買占めに走り、半導体不足はあらゆる搭載部品に及び、正常化するには今年いっぱいはかかるとされている。

最近は、東南アジアで新コロナ感染が急拡大、サプライチェーンの生産が停滞し、トヨタなどで自動車メーカーの生産にすでに影響してきている。
感染急拡大のベトナムなどには半導体工場も所在し、今後影響が出てくるものと見られる。
韓国勢が得意な汎用性のメモリ半導体は品薄状態にはないが、それぞれの目的を持ったシステム半導体の不足が顕著になっている。

こうしたことから、システム半導体でも世界一になるとしているサムスン電子は、自動車向けパワー半導体の生産を模索している。
半導体はすべてサムスン電子が造りたいようだ。ただ、足元ではこれまで世界一に君臨し続けてきたサムスンのスマホが、中国・小米に販売台数で食われようとしている。サムスンはスマホで半導体利益を最大化させており、販売台数が落ちれば、さらに半導体をより多く使用するプレミアム価格帯のスマホ販売が伸びなければ、半導体の利益率は落ちることになる。
サムスンは、小米より以前に、ファーウェイに食われる直前だったが、トランプ制裁により、漁夫の利を得たサムスンが2位との差を広げていた。
欧州ではファーウェイの市場をサムスンが奪還、しかし、ここに来てコストパフォーマンスから小米が大躍進、サムスンとの差を縮めている。


 

[ 2021年7月29日 ]

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