アイコン アマゾン、米国で自社ブランドの「アレクサ」搭載テレビ10月にも販売/韓国勢に影響か


米アマゾン・ドット・コムは米国で自社ブランドのテレビを早ければ10月にも発売するとニュースサイトのビジネス・インサイダーが2日、関係筋の話として報じた
同報道によると、この計画は約2年前から進められ、インドではすでに「アマゾンベーシックステレビ」を発売している。
音声を認識する人工知能(AI)「アレクサ」を搭載する予定で、現在中国のTCLなどのサードパーティーが設計・製造を行っているという。

韓国の報道では、サムスン電子とLGエレクトロニクスが世界テレビ市場をリード。サムスン電子はシェア31%で1位、19%を占有したLGエレクトロニクスは2位となった。ソニーが9.3%、中国TCLが7.4%、中国のハイセンス7.3%などと格差をさらに広げた。
売上高を牽引しているのはプレミアムテレビ。

サムスン電子は「Neo QLED」を前面に出したQLEDテレビを上半期だけで400万台販売。前年同期比46%増加した。サムスンを含む全体のQLEDテレビは上半期に525万台販売されたが、この中で76%がサムスン電子の製品。サムスン電子側はこのままだと今年1000万台を突破できると期待していると報じられていた。
LGエレクトロニクスは、OLED-TVの市場で61.6%市場占有率を有し、同市場は前年上半期比2.7倍の153万4000台に達しているという。
以上、

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販売台数ではなく、売上高基準のようだ。有機ELを進化させている韓国勢が大型TV・ブレミアムTVで世界市場をほぼ独占している。ただ、高価なパネルの歩留まり問題もあり、半導体のようには儲かっていない。
中国勢は米国での販売を政治的に抑えているが、アマゾンブランドとなるとiPhone同様問題外となる。
アマゾンはTV販売が好調に推移すれば、全領域に展開するものと見られ、最先端の有機EL技術さえ共同開発する可能性もある。半導体と異なり、ディスプレイは米制裁を受けていない。
また、アマゾンは、「アレクサ」を搭載することで、最初からプレミアム市場で勝負するかもしれない。

TCLは20年6月19日、ソニーとパナソニックのディスプレイ部門の統合会社JOLEDと資本業務提携契約を締結。テレビ向け大型有機ELディスプレイの共同開発を開始している。

[ 2021年9月 3日 ]

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