アイコン 感染者数激減 ワクチン接種完了率40%の大台クリア(高齢者除く)


お調子者の麻生ご老人は、コロナはインフルエンザとおっしゃっていたが、そうしたお考え方の持主は今でも多い。
SARS CoV2では、ちゃんとした治療薬もないまま、第5波(7/1~9/21)でもすでに2500人(7/1~9/21)が亡くなっている。それも高齢者はワクチン接種が進み死亡率は低下しているが、感染死亡者に占める現役世代、働き盛りの割合が今回は重症化率も高いデルタ変異株より大きく上昇している。

眼下、感染者数は大きく減少している。

全国では8月28日までの週をピークに、その後の週は、▲22%減⇒▲40%減⇒▲44%減と大幅に減少過程に入っている。
ただ、欧米を見る限り、ワクチン接種で大幅に新規感染者数は減少したものの、デルタ株により、どこの国も再び感染者が急増している。

ワクチン接種率増にもかかわらず急増している原因は、
1、欧米ではマスクなしなど大幅規制緩和に走った、
2、三蜜回避は新コロナ防疫対策の必須条件
3、接種しない12歳未満者数、
4、接種拒否の宗教+接種しない主義者の多さ、
5、接種未完了者数(1回目と2回目の接種者数の差)、デルタ株で1回目だけでは感染リスクが高い。
6、ブレークスルー者数(接種完了者の12%)の多さ 、
7、完了者で2週間未経過者数(欧米では接種率の上昇率が大幅に落ちている)、
8、接種完了者での中和抗体減少者数(接種完了後6ヶ月経過した人)多くなってきている。
などの感染リスク原因と感染リスク者の多さから、感染が拡大しているものと見られる。

日本も第5波が収束するのは目前。

しかし、第6波を回避するためには、更なるワクチン接種率の上昇と欧米の問題点を他山の石にせず、対策を事前に講じておく必要があるのではなかろうか。
また、PCR検査を要治療・隔離目的だけではなく、防疫対策に用いていない厚労行政の抜本的な見直しも必要ではないのだろうか。中国と韓国はこの方法により、日本と異なり感染爆発を防いでいる。収束時は絶好の機会でもあるが、これまで4回ともやり過ごしている。お国は修正する気はさらさらないようだが・・・。世界の七不思議として後世に記録されることになろうか。

 

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スクロール→

第5波、日本と東京・大阪の週別感染者数推移/前比=前週比

 

日本

東京

大阪

 

前比

前比

前比

7/410

13,350

22.6%

5,041

27.9%

920

27.1%

7/1117

19,845

48.7%

7,084

40.5%

1,802

95.9%

7/1824

27,320

37.7%

9,420

33.0%

2,413

33.9%

7/2531

60,685

122.1%

20,440

117.0%

5,238

117.1%

8/17

91,335

50.5%

27,251

33.3%

7,159

36.7%

8/814

112,309

23.0%

29,618

8.7%

9,389

31.1%

8/1521

153,043

36.3%

33,033

11.5%

14,464

54.1%

8/2228

156,909

2.5%

27,799

-15.8%

17,237

19.2%

8/294

121,545

-22.5%

19,073

-31.4%

16,499

-4.3%

9/511

72,204

-40.6%

10,474

-45.1%

10,464

-36.6%

9/1218

39,955

-44.7%

6,209

-40.7%

5,960

-43.0%

 累計

1,678,697

 

371,425

 

195,307

 

直近4日間の感染者数

9/18()

 

4,701

 

862

 

666

9/19()

 

3,401

 

565

 

467

9/20()

 

2,224

 

302

 

268

9/21

 

1,761

 

253

 

245

累計

 1,681,082

 

372,545 

 

 196,287

 

 

0922_01.jpg

 

<ワクチン接種>

ワクチン接種は順調に増加し続けている。すでに全体の54.8%と過半を超え、高齢者除く「一般」接種率も41.3%と40%の大台をクリア、そうした接種率の増加は確実に感染者数を減少させている要因の大きな一つとなっている。

今後、12歳以下(人口の10%)を除いた90%にどこまで引き上げることができるかが課題となる。欧米のほとんどが、全体の70%超えを目前にして接種完了率が伸びず、デルタ株の襲来に感染拡大を招いている。


スクロール→

ワクチン接種状況 首相官邸版から算出

2021年9月21日官邸公表分

日本の人口

125,570,000

 

 

全体接種総回数

153,118,707

121.9%

 1回以上接種者/人口比

84,263,962

67.11%

 2回接種完了者/人口比

68,854,745

54.83%

うち医療関係者・人口

6,550,000

 

医療従事者と介護者等含む。接種率は非常に高い。

 接種総回数/百人当り

12,294,115

187.7%

 1回以上接種者/人口比

6,532,164

99.73%

 2回接種完了者/人口比

5,761,952

87.97%

うち高齢者・人口

35,750,000

 

接種率は非常に高い

 接種総回数/百人当り

63,908,438

178.8%

 1回以上接種者/人口比

32,223,703

90.14%

 2回接種完了者/人口比

31,684,735

88.63%

うち一般・人口

83,270,000

 

デルタ株はこの層を襲っている

 接種総回数/百人当り

76,916,154

92.4%

 1回目以上接種者/人口比

45,508,095

54.65%

 2回接種完了者/人口比

31,408,058

37.72%

うち一般・12歳未満除く

70,470,000

 

11歳以下は1280万人

 接種総回数/百人当り

 

109.1%

 1回目以上接種者/人口比

 

64.58%

 2回接種完了者/人口比

 

44.57%

1回目未接種者数

41,306,038

32.9%

 

2回目未接種者数

56,715,255

45.2%

 

高齢者だけ除いた人口

89,820,000

 

医療従事者等含む一般接種

 接種総回数/百人当り

89,210,269

99.3%

 1回以上接種者/人口比

52,040,259

57.94%

 2回接種完了者/人口比

37,170,010

41.38%

 

<ワクチン効果が疑われだした欧米>

イギリスの感染増はファイザー製やモデルナ製に比較して有効性が低いAZ製クチンの接種率が全体の2/5に達していることにも起因している。接種率も最近はほとんど増加していない。また、感染リスクを抱える接種未完了者数も人口比で多い。

イギリスでは7月19日から規制を完全撤廃しており、防疫対策を個々人に委ねている。


スクロール→

米・英・独・イスラエルのワクチン接種と最近3日間の感染者数

/15現在

米国

英国

独国

イスラエル

人口

336,000,000

67,900,000

83,800,000

9,320,000

総接種回数

384,910,000

92,910,000

105,410,000

14,670,000

  百人当たり

113.6%

136.8%

125.8%

157.4%

1回以上

211,490,000

48,550,000

55,700,000

6,050,000

  人口比

62.9%

71.2%

66.5%

69.0%

2回完了者数

179,690,000

44,170,000

52,100,000

5,560,000

  人口比

53.8%

65.0%

62.1%

63.4%

まだ未接種数

124,510,000

19,350,000

28,100,000

3,270,000

37.1%

28.5%

62.4%

35.1%

未完了者数

156,310,000

23,730,000

31,700,000

3,760,000

46.5%

34.9%

37.8%

40.3%

出典:Our World in DataWorld Meter

9/15感染数

165,802

30,047

13,047

5,219

9/16感染数

157,692

26,355

11,875

6,191

9/17感染数

158,156

32,213

9,884

5,636

 

[ 2021年9月22日 ]

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