海苔・鰹節卸業の(株)信濃屋(埼玉)/事業停止・弁護士一任 新型コロナ関連倒産
埼玉に拠点をおく、海苔・鰹節卸業の(株)信濃屋が事業停止、弁護士一任したことが判明した。
負債総額は約8億円。
以下要約。
経営破綻 要約版 JC-NET版 |
||
1 |
破綻企業名 |
(株)信濃屋 |
2 |
本社地 |
埼玉県さいたま市北区吉野町1-384 |
3 |
代表 |
矢崎博 |
4 |
創業 |
1938年 |
5 |
設立 |
1981年10月. |
6 |
資本金 |
2000万円 |
7 |
業種 |
干物・乾物などの卸販売業 |
8 |
売上高 |
以前のピーク期、約12億円 |
2021年9月期、約6億円 |
||
9 |
破綻 |
2022年4月5日. |
事業停止/弁護士一任/準自己破産申請意向 |
||
10 |
委託弁護士 |
平手啓一弁護士(クレセント法律事務所) |
電話:03-3238-0575 |
||
11 |
裁判所 |
未定 |
12 |
負債額 |
約8億円 |
13 |
破綻事由 |
同社は海苔、鰹節、お茶の老舗の専門卸業者、わさびやガリなど寿司関連食材も扱い、都心や関東一円のすし店や和食店などを販路としていた。また贈答品や百貨店での販売のほか取扱品の直売店も有していた。しかし、デフレ経済の消費不況から飲食店の業績は悪化、それに伴い同社の売上高は減少、同業者との競争激化により採算性も低迷していた。 こうしたなか発生した今般の新コロナ事態では、販売先の飲食店が営業時間規制を受け、同社の売上高は大幅に減少するとともに、取扱品の賞味期限から在庫処分もあり、大幅な赤字が続く結果となっていた。同社はこれまでの業容拡大に伴い借入金も大きく、経営不振に陥る中、代表の矢崎博氏が今年に入り逝去、先行きの見通しも立たず、今回の事態に至った。 |