明治5年創業の神例造船(株)/自己破産へ <徳島>
徳島に拠点をおく、明治5年創業の神例造船(株)が自己破産の準備に入ったことが判明した。
負債総額は約15億円。
以下要約。
経営破綻 要約版 JC-NET版 |
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1 |
破綻企業名 |
神例造船(株) |
2 |
本社地 |
徳島県鳴門市里浦町里浦字恵美寿676 |
3 |
代表 |
神例哲也 |
4 |
創業 |
1872年 |
5 |
設立 |
1961年2月. |
6 |
資本金 |
1億円 |
7 |
業種 |
造船、船舶修理、橋梁工事 |
8 |
売上高 |
2011年12月期、約95億円 |
2020年12月期、約14億円 |
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9 |
破綻 |
2022年4月8日. |
事業停止/自己破産申請の準備中 |
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10 |
委託弁護士 |
朝田啓祐弁護士(朝田啓祐法律事務所)ほか |
電話:088-622-7323 |
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裁判所 |
未定 |
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負債額 |
約15億円 |
13 |
破綻事由 |
同社は明治5年に創業した造船会社、木造線から出発し、鋼船の貨物船、ケミカル船、タンカー、台船など1万トンクラスまでの中型船を建造してきた。しかし、韓国勢や中国勢が安価に取り捲り、日本の造船業そのものが衰退、同社の最近の業績は赤字が続き、先行きの見通しも立たず、今回の事態に至った。
日本の商船会社が韓国へ大型船を大量発注する時世、食糧安保どころか、産業安保の発想すら微塵もない新自由主義の最前線を行く日本政府にあり、中国や韓国、東南アジアで製造できる産業のすべては日本から淘汰される運命にある。 それでいて次の世代の飯の種になる研究開発費も削りまくる日本政府と財界企業にあり、もはや世界でも類を見ない大量発行の国債を前に救われる要素は人口減少の中、ほとんど残っていない。 |