アイコン (株)棚橋食品/破産手続き開始決定 <滋賀> 110年企業のお豆腐屋さん


豆腐製造の(株)棚橋食品(所在地:滋賀県彦根市平田町1128)は7月27日、大津地裁において破産手続き開始決定を受けた。

負債総額は約8.7億円。

 

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資本金は2800万円。

同社は明治42年1月創業、昭和46年5月に法人化へ、業績が低迷する中、近年の度重なる物価高騰のあおりを受け支えきれず事業を断念、今回倒産の事態となった。

破産管財人には中原淳一弁護士(電話番号:077-572-5781)が選任されている。

 


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倒産要約版 JC-NET版

1

破綻企業名

(株)棚橋食品

2

本社地

滋賀県彦根市平田町1128

3

代表

棚橋朋大

4

創業

1909年

5

設立

1971年5月.

6

資本金

2800万円

7

業種

老舗豆腐店、大豆ハンバーグ等製造

8

売上高

以前のピーク期、約12億円

2021年7月期、約8億円

9

破綻

2022年7月27日.

破産手続きの開始決定

10

破産管財人

中原淳一弁護士(大津京法律事務所)

電話:077-572-5781

11

裁判所

大津地方裁判所

12

負債額

約9億円

13

破綻理由

同社は110年の老舗の豆腐屋さん。スーパーや給食センター、業務用食品商社等へ卸し、販売先を安定化させていた。しかし、スーパーがお豆腐を長年大安売りの道具にしてしまっており、この間、大幅に原材料費が高騰しているにもかかわらず、競争させ、同社は価格転嫁できず赤字経営が続いていた。付加価値をつけるため豆腐ハンバーグや大豆練り製品の製造など手がけていたが、アベノミクス下での消費不況により、健康志向食品は売れず、同社は支えきれず、今回の事態に至った。

 

高給取りの政治家を除きほとんどの日本人からユトリも金もなくなり、身体に良いものをいくら作っても売れる時代ではなくなっている。20年もすれば低賃金で貯蓄も限られる非正規雇用世代が高齢者の主流を占めるようになる。

 

[ 2022年7月29日 ]
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