(株)酉抜商店(宮城)/自己破産申請 老舗の水産加工会社
宮城に拠点をおく、(株)酉抜商店が自己破産申請したことが判明した。
負債総額は約3億円。
以下要約。
倒産要約版 JC-NET版 |
||
1 |
破綻企業名 |
(株)酉抜商店 |
2 |
本社地 |
宮城県石巻市大宮町6-38 |
3 |
代表 |
酉抜登喜夫 |
4 |
創業 |
1947年 |
5 |
設立 |
1989年4月. |
6 |
資本金 |
3000万円 |
7 |
従業員 |
約10人 |
8 |
業種 |
水産加工販売 |
9 |
売上高 |
以前のピーク期、約11億円 |
2022年3月期、約2.5億円 |
||
10 |
破綻 |
2022年8月1日. |
自己破産申請 |
||
11 |
申請代理人 |
小俣由香利弁護士(石巻向陽法律事務所)ほか |
電話:0225-24-6690 |
||
10 |
裁判所 |
仙台地方裁判所 |
11 |
負債額 |
約3億円 |
12 |
破綻理由 |
同社は鮮度をキープしたフィーレ加工のタラやカレイなどを水産卸市場で卸販売していた。また、仙台市内に直営店も有し、魚介類のフィーレ加工品や味噌漬けなどの加工品を販売していた。しかし、2011年3月の東日本大震災で工場や店舗が全壊、助成金や制度融資などを活用し再建させたものの、中国が海産物を大量に消費するようになり、世界中の海から魚を取り捲り、また世界各地の漁港で魚を買い付け世界的な魚価高騰、同社の魚介類の仕入価格も高騰、一方、国内は消費不況で価格転嫁は限られ、同社は採算性を悪化させていた。そうした中、今般の新コロナ事態では飲食店などの業務用ニーズが大幅減少、円安による輸入価格高騰により、同社は大幅に売上高を落とし、採算性もさらに悪化させ、大きな赤字から債務超過に陥っていた。 |