内藤設計事務所「小浜体育館」でも不備があったようだ。
愛媛県県民文化会館の改修工事で不備があったとして、
世界的巨匠が設計した建物の改修を巡り、愛媛県と内藤設計事務所が思わぬ対立が発生し、裁判沙汰に発展していたことは、あまり知られていない。
不備があったとして愛媛県は2019年6月10日、設計者の内藤建築事務所(京都市)に対し、入札参加資格を1年間停止する処分を下している。
愛媛県は設計の修正を指示した上で、約1000万円の損害賠償を請求する方針だが、これに対し、内藤設計事務所は「全く納得できない」として、県の資格停止処分に対する不服申し立てを行い、2019年12月18日、松山地裁で第一回公判が開かれていた。
きょうの問題はそこではない。
長崎県雲仙市小浜町に建設された「小浜体育館」の冷房が効かないことが問題なのである。
「小浜体育館」を設計した設計事務所こそ「内藤設計事務所」なのである。
「内藤設計事務所」は小浜町で公立小浜温泉病院も設計しているが、「小浜体育館」も「公立小浜温泉病院」も工事を施工しているのは五洋が頭だが、宅島建設である。
ま、小浜町の案件を宅島建設が受注することは、地元なのだから当然といえば、当然だし、異論を挟むつもりはないが、問題なのは何故?小浜体育館の冷房が効かないか、何故?「内藤設計事務所」は電気、空調にトラブルが多いか、何故?内藤設計事務所は小浜町で強いか、内偵調査していたが、ここに来てやっと理解できた。
内藤設計事務所の菅所長が小浜町出身で宅島建設の宅島会長とは昵懇の関係だということが判明したのだ。
その2につづく
JC―net・日刊セイケイ編集長・中山洋次