アイコン LG電子の22年決算 過去最高の売上高だが・・・


家電はTVも含めプレミアム市場では世界でサムスン電子と競っているLG電子であるが、金利高で消費不況に向かう世界経済にあり、TV家電類は減益となっている。

総売上高は過去最高の前期比12.9%増の83兆4,673億ウォン、営業利益はTVや家電の材料高や物流コスト上昇により▲12.5%減の3兆5,510億ウォン、純利益は前期あったスマホ事業の撤退など特損計上がなくなり、前期比で32%増の1兆8,631億ウォン(約1950億円)となった。

今期は、世界の消費不況に加え、両社に取って大商田であるEUにおいて、エネルギー需要の抑制策として、家電の消費電力制限を設ける動きとなっている。当然、両社のTVの大画面や大型家電は電力を大量消費する。高価で利益率も大きいことから、その影響は両社にとって計り知れないものとなる。

韓国では中古車がローン金利の上昇で売れず置き場がないほど溢れ返っているという。

当然、韓国にとどまらず、高額家電や新車などのローン金利高は今後売上高に影響してくるものと見られる。

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22年通期 LG電子決算1ウォン=0.1054

 

売上高

営業利益

/億ウォン

売上高

前年比

営業利益

前年比

全体

834,673

12.9%

35,510

-12.5%

事業別

 

 

 

 

生活家電(H&A)

298,955

 

11,296

-48.9%

TV(HE)

157,267

-8.7%

54

-99.5%

電装(VS)

86,496

 

1,696

初黒字

B2B(BS)

60,903

12.9%

252

 

その他

231,502

 

22,212

 

[ 2023年1月30日 ]

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