アイコン 任天堂 23/3月期 減収減益 ゲームソフト▲9%減の2.1億本


同社と当期のゲームソフトについて、
①『ポケットモンスタースカーレット・バイオレット』が2,210万本、
②『スプラトゥーン3』が1,067万本とそれぞれ好調な販売を記録した。
③他の新作タイトルも、『NintendoSwitchSports』が960万本と販売を伸ばした。
加えて、前期以前に発売したタイトルのうち
④『マリオカート8デラックス』が845万本(累計販売本数5,379万本)、
⑤『星のカービィディスカバリー』が281万本(累計販売本数646万本)の販売を記録した。
結果、当期のミリオンセラータイトルはソフトメーカー様のタイトルも含めて35タイトルとなった。

⑥ハードウェアは、半導体部品等の供給不足によって夏の終わりごろまで生産が影響を受けたことに加え、主に年末商戦で前期ほどの販売の伸びが見られなかったことから、販売台数は前期比▲22.1%減の1,797万台となった。
⑦ソフトウェアは安定した販売状況が続いたものの、ハードウェアの販売減の影響を一部受け、販売本数は前期比▲9.0%減の2億1,396万本となった。

 

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ゲーム専用機におけるデジタルビジネスでは、円安による為替の影響に加え、NintendoSwitchのパッケージ併売ダウンロードソフトが好調に推移したことやNintendoSwitchOnlineによる売上が増加したことなどにより、デジタル売上高は4,052億円(前期比12.7%増)。

モバイル・IP関連収入等は、ロイヤリティ収入は増加したが、スマートデバイス向け課金収入が減少したことで、売上高は510億円(前期比▲4.3%減)となった。

これらの状況により、売上高は1兆6,016億円(うち、海外売上高1兆2,360億円、海外売上高比率77.2%)、営業利益は5,043億円、経常利益は6,010億円、親会社株主に帰属する当期純利益は4,327億円となった。

新コロナ事態から巣篭もり需要が増加したが、昨年年初のオミクロン株の感染拡大が3月までに一巡、その後は世界がウィズコロナ策に転換、21年の新コロナ特需の反動も出てパソコン同様需要が低迷している。
半導体不足によるゲーム機生産の遅滞による販売機会の喪失も影響している。
 


スクロール→

7974 任天堂  23年3月期 日本方式

連結/億円

売上収益

営業利益

営利率

経常利益

株主利益

19/3

12,005

2,497

20.8%

2,773

1,940

20/3

13,085

3,523

26.9%

3,604

2,586

21/3

17,589

6,406

36.4%

6,789

4,803

22/3

16,953

5,927

35.0%

6,708

4,776

23/3

16,016

5,043

31.5%

6,010

4,327

 前期比

-5.5%

-14.9%

 

-10.4%

-9.4%

24/3

14,500

4,500

31.0%

4,800

3,400

24/23

-9.5%

-10.8%

 

-20.1%

-21.4%

 

↓地域別売上高(調整前)

地域別販売額

連結/億円

日本

米州

欧州

その他

合計

ゲーム機+ゲーソフト

3,429

6,728

3,904

1,386

15,449

モバイル課金・IP関連

187

263

44

15

510

トランプ等

39

17

0

0

56

合計

3,656

7,009

3,948

1,402

16,016

前期比

1.9%

-4.9%

-6.8%

-20.3%

-5.5%

   前期

3,588

7,368

4,237

1,758

16,953

 

[ 2023年5月10日 ]

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