アイコン 花粉症によく効くジャムー・ティー 実はステロイド効果 ヤフー・アマゾンでも販売


 国民生活センターは、「医師からの事故情報受付窓口」に寄せられた情報をもとに、健康茶を購入して調べたところ、医薬品成分のステロイドであるデキサメタゾンが含まれており、2023年4月12日、消費者への注意喚起等を行った。
当該の健康茶は「ジャムー・ティー」との表示があるもので、4月上旬には、ヤフーやアマゾンのインターネット通信販売で、当該健康茶以外にも、商品名に「ジャムー」等と表示がある茶が販売されていた。
そこで、当センターで入手できた3銘柄について調査を行った。結果、2銘柄からステロイド剤のデキサメタゾンが検出され、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(以下、「医薬品医療機器等法」)上問題となると考えられ、飲用されている方への健康影響が懸念され、消費者へ注意喚起することとしたとしている。

国民生活センターでは、飲用した場合、医療機関を受診するよう呼びかけている。
「デキサメタゾン」は炎症を抑える作用がある医薬品の成分で、けいれんや感染症の悪化などの副作用があるとされ、業法で食品での使用は禁じられている。

 

スポンサーリンク

1、★ジャムー・ティー・ブラック
原産地 インドネシア ジャワ島
内容量 150g
価格 6,100 円(税込)
輸入・販売元 株式会社香塾(法人番号 9120001220337)
〒534-0023 大阪市都島区都島南通 1-13-14-206

2、★ジャムー・ティー・ブラック(無糖タイプ)
加工者:香塾堂株式会社(法人番号:6120001228069)
大阪府大阪市北区松ヶ枝町 6-17

3、★森澪混合茶(ジャムーティーブレンド ショウガ+)微糖タイプ
加工者:澪森(法人番号:3120001171395)
〒542-0012 大阪市中央区谷町六丁目 17 番地 5 号
2と3はともに150グラム入りで販価も同じ6000円

以上、3社の銘柄から医薬品成分のステロイド剤であるデキサメタゾンの含有が認められている。
ステロイド剤は医薬品・等法により規制されており、医薬品販売の認可を受けていない業者の販売商品は「無承認無許可医薬品」に該当し捜査対象となる。

<ドクターメールによる通報>
テレビ番組でタレントが絶賛しているのを観て、花粉症によく効くというお茶を通信販売で購入し、2021年12月から、4ヶ月ほど飲んでいたところ、花粉症が劇的に改善したとのことであった。別疾患で通院中であり、定期の血液検査にてACTH(副腎皮質刺激ホルモン)、コルチゾール(副腎皮質ホルモン)といった検査値が低いことから、副腎機能が抑制されていることに気付いた。
2022年4月にお茶を止めてもらったところ検査値は速やかに改善した。
以上から、お茶に抗炎症・抗アレルギー作用のある副腎皮質ステロイド成分が入っていることが疑われた。(事故情報受付:2023年1月、患者:13歳、女性)

ネットでは、TV等で紹介していた芸能人らは、次の名が挙がっている。
香塾のジャム・ティ・ブラックを紹介した芸能人ほか
1、ジャングルポケットの太田
2、トレンディエンジェルの斎藤
3、アルコ&ピースの平子
4、マヂカルラブリーの村上
5、パンサーの向井
6、ミュージシャンのサンプラザ中野氏
7、VTuber・鈴木勝氏
8、インフルエンサーの滝沢ガレソ氏
当然、放送番組内などで何気なく紹介したとしても、実際は高額報酬が支払われているものと見られる。

 

[ 2023年5月18日 ]

スポンサーリンク
 

 

 


HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。

スポンサーリンク
 

 

関連記事

 

 



PICK UP


破産・小口倒産一覧