さすがに岸田首相も庇いきれず、６月１日付けで更迭され世襲が問題視されている最中に、同じ宏池会（岸田派）だった金子原二郎氏が、長男で証券マン（SMBC日興証券）だった金子容三氏を新長崎３区の衆議院候補予定者・金子容三の名刺を持って「金子家の３代目の世襲です。新長崎３区の自民党公認に宜しく」と挨拶回りをしているというから呆れてしまう。

政治家としての実績もない、秘書の経験もない元証券マンを、金子家の３代目だからという金子家の都合で新長崎３区（佐世保市・西海市・平戸市・松浦市・南松浦（新上五島町）の支部長候補（自民党公認候補）は新長崎３区の有権者ばかりか長崎県民を舐めすぎている。

県民を舐めすぎているといえば、自民党長崎県連の会長に、あの般若心経議員で老害のお手本のような国会議員の谷川弥一爺さんが、就任したと新聞報道で知ったが、ここまでくれば自民党長崎県連は救いようがない。

これで衆議院が解散され、選挙になれば、自民党はガタガタだろう。
金子家の３代世襲に金子家（金子家長女）、谷川家（谷川家長男で谷川建設社長）の政略結婚と谷川・金子の閨閥政治が続く間は長崎県の衰退は止まらない。

JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次