東京国税、秀和建設工業と中村建設工業を脱税で告発
東京国税局は19日までに、水道管の補修工事や建設現場の残土処理などを請け負っていた都内葛飾区にある建設会社「秀和建設工業」と、「中村建設工業」、それに「秀和建設工業」の中村秀美代表(62)の建設会社などが、架空経費を計上する手口で合わせて法人税1.9億円余りを脱税したなどとして、告発した。
秀和建設工業は、東京都水道局が発注する水道管の補修工事などのほか、東京オリンピック・パラリンピック関連の建設残土の処理などを請け負っていたが、「中村建設工業」との間で互いに架空の事業を発注したように見せかけ、所得を少なく見せかけた疑いがあるという。
東京国税は、一昨年までの3年余りに、2社は合わせておよそ7億7700万円の所得を隠し、法人税およそ1億9200万円と、消費税合わせ約8100万円を脱税した疑いで、2社と中村代表を東京地方検察庁に告発した。
関係者によると、中村代表は不正に得た資金を自宅や貸金庫で現金のまま保管するなどしていたという。
以上、
官庁工事ほどボロ儲かりできる仕事はない。儲かりが少なければ、スーパーゼネコンを筆頭に入札拒否、お上様がドンドン工事予算を引き上げてくれる。官庁工事は民間工事と異なり誰の腹も痛まない。都知事様も最初の選挙のときだけ大法螺を吹き大勝、その知事になった途端に流れに身を委ねている。棹を持っていなかった。
今後、都などの行政処分、それに加え、指名停止措置命令が執行されることになる。大きな光背の先生が輝かなければ指名停止の期間も長くなる。こうした官庁の制裁は信用や受注・経営に大きな負担となる。
スクロール→
中村建設工業(株)の財務・業績内容 2022年6月期/千円 |
|||
流動資産 |
171,233 |
流動負債 |
66,300 |
|
|
固定負債 |
177,307 |
固定資産 |
162,505 |
自己資本 |
90,131 |
|
|
うち資本金 |
25,000 |
総資産 |
333,738 |
総資本 |
333,738 |
売上高 |
粗利益 |
経常利益 |
自己資本率 |
433,897 |
135,306 |
65,193 |
27.0% |
事業:管工事 |
|||
所在地:東京都葛飾区東金町3-11-7 |
|||
代表取締役:中村和夫(経審) |
秀和建設工業(株)の財務・業績内容 2022年4月期/千円 |
|||
流動資産 |
421,501 |
流動負債 |
211,882 |
|
|
固定負債 |
100,000 |
固定資産 |
136,012 |
自己資本 |
245,630 |
|
|
うち資本金 |
10,000 |
総資産 |
557,513 |
総資本 |
557,513 |
売上高 |
粗利益 |
経常利益 |
自己資本率 |
710,971 |
410,022 |
344,036 |
44.0% |
事業:土木工事・管工事 |
|||
所在地:東京都葛飾区東金町6-22-4 |
|||
代表取締役:中村秀美 |