(株)ユーグリード(愛媛)/自己破産へ ユーク゜レナの培養新製品開発 倒産要約版
愛媛に拠点を置く、(株)ユーグリードが自己破産の準備に入ったことが判明した。
負債総額は約4億円。
以下要約。
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倒産要約版 JC-NET版 |
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1 |
破綻企業名 |
(株)ユーグリード |
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本社地 |
愛媛県四国中央市金生町山田井183 |
3 |
代表 |
宇髙尊己 |
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設立 |
2021年10月. |
5 |
資本金 |
2億円 |
6 |
業種 |
ユーグレナの研究・培養 |
7 |
売上高 |
2020年10月期、約0円/赤字1億円 |
8 |
破綻 |
2023年9月29日. |
事業停止/自己破産申請の準備中 |
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9 |
委託弁護士 |
八木俊則弁護士(碧海総合法律事務所) |
電話:087-802-1506 |
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裁判所 |
予定、松山地裁西条支部 |
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負債額 |
約4億円 |
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破綻事由 |
同社は所有する大学からユーグレナ(ミドリムシ)の特異株を分けてもらい、培養から混練材として多用途が見込める新素材「パラミロンナノファイバー」(PNF)を開発していた。 会社設立から生産工場の設営で量産体制に取り組んでいた。しかし、2022年10月期はサンプル出荷にとどまり、約1億円の赤字を計上、その後も生産設備の改善や研究開発費、販売にかかわる経費が先行し、資金流出が止まらず、取引先の支援も限られ、資金繰りに行き詰まり、今回の事態に至った。
追、こうした企業は軌道に乗るまで時間がかかり、政府や産総研などがバックアップすべきではないだろうか。 日経と政府ご用達のユーグレナ(株)もマスコミに取り上げられるだけで軌道に乗るまでには何年もかかっている。今でもバイオジェット燃料で政府も支援しているが、2022年12月期の累積赤字は▲83億円に達している。累積赤字の解消は減資でもしない限り見通せないのが現状のようだ。
願わくば、ユーグリードの施設と研究開発陣をどこかの企業がひきついでもらいたいものだ。 |