西海市江島の遠見岳番所の由緒について
1858年(安政5年)徳川幕府は日本の国防上の有事に備え、外海地方(現在の西海市)の領主だった大村藩12代藩主・大村純熈に命じ、長崎港に出入りする外国船の来航や、海難、漂着、密貿易などを監視することを目的として、外洋の展望が利く場所6六ヶ所に砲台と14ヶ所の遠見番詰所を設置しています。
その一つが江島の遠見岳番所(標高121メートル)であります。
スポンサーリンク
外洋の展望が360度見渡せる遠見岳番所から江島沖で異変が発見されると江島の遠見岳番所の役人が外海松島の遠見岳番所に狼煙によって異変を急報し、外海地方から長崎奉行に素早く異変が伝えられていました。
西海市江島の遠見岳は幕末日本の動乱と明治維新の日本の歴史を見てきた証人であります。
遠見岳は長崎県の重要な歴史的遺跡であり、江島の地域遺産なのです。
NPO法人・さんらいず江島
[ 2023年11月 7日 ]
スポンサーリンク