アイコン 中国通販「Temu」「SHEIN」「AliExpress」の子供用品から環境ホルモン剤


ソウル市が4月から7回にわたり中国eコマース企業の通販サイト
「AliExpress(アリエクスプレス)」
「Temu(テムまたはティームー)」
「SHEIN(シーイン)」
で販売されている子ども用品93製品の安全性を検査した結果、40製品(43%)が「不適合」と判定された。
10製品のうち4製品以上から有害物質のフタル酸系可塑剤などが見つかり、安全に使用できないという韓国基準で法違反モノ。

環境ホルモン剤の生殖問題は、米フロリダ州のアポプカ湖のワニ減少原因から発覚した。1991年の現地調査の結果、無精子ワニや卵を産む能力をなくしたワニ・雄雌両有ワニなどが大量に見つかったことから表面化した。

それから30年経過しても、大被害をもたらしたメラミン粉ミルク問題など発生させたにもかかわらず、中国は相変わらずその製品に問題を抱えている。当然、これまでに安全も品質も向上しているが中堅企業以上のこと、末端企業まで抜き打ち検査できる体制もなく、安価な商品しか売れない時代、どこで生産されたのかはほとんど不明、製造責任保証などありようもない。
(日本でも超一流企業でさえ多くの企業で大量に不正する時代でもある)  

 

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この中国通販サイト安全性検査結果はソウル市から5月28日に発表された。
ソウル市は4月8日、「海外通販プラットフォーム消費者安全確保対策」を発表して以降、検査結果を毎週発表している。
 7回の検査結果をまとめると、有害物質のうち、子どもの成長を阻害するフタル酸系可塑剤が25製品と最も多く検出された。
SHEINが販売した子ども用靴の底からは、韓国の基準値の428倍に達するフタル酸系可塑剤が検出された。
AliExpressの子ども用カチューシャからも基準値の270倍に達するフタル酸系可塑剤が出てきた。フタル酸系可塑剤はプラスチックを加工しやすくするために入れる物質。

※韓国ではフタル酸エステル(フタレート)添加剤(環境ホルモン剤の一種)の成分は、子ども用品から検出されることを禁止している=添加剤として使用禁止。

韓国KATRI試験研究院のイ・ビンナリ主任研究員は「韓国企業は安全基準を遵守するためフタル酸系可塑剤の使用を最小限にとどめたり、別の添加剤を使ったりするが、中国企業は製品価格を引き下げるために多く使っているものとみられる」と話している。
以上韓国紙参照

安かろう・悪かろうでは気が済むが、安全性に問題が出れば大問題だ。それも子供だったらなおさらだ。守銭奴の極みだ。
環境ホルモン剤が基準値以上に含有しそう製品の購入を回避することが必要だろう。勉強が必要だ。

[ 2024年5月29日 ]

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