今週の建設業倒産情報一覧を掲載します。（倒産要約版、続報等重複含む）

今週の倒産記事件数は２４件で、先週から７１％増加（当サイト比）しました。

5月の企業倒産は全国的に増加し、倒産件数は前年同月比で1.4倍に増加しましたが、負債総額は50.9%減少して1367億6900万円でした。倒産した企業の多くが小・零細企業であり、負債1億円未満が7割以上、従業員10人未満が約9割を占めています。これは、経営不振に陥り、事業継続を断念した企業が多いことを示しています。

特に「コロナ関連倒産」は全体の約3割で、飲食店、総合工事業、職別工事業が多く倒産しています。コロナ禍により、宿泊業やサービス業、小売業が最も影響を受け、倒産件数は増加してきました。政府の資金繰り支援策があったものの、コロナ関連倒産だけは増加傾向にあります。

2024年に入ってからはコロナ関連倒産が減少傾向にあるものの、累計件数は9176件に達しており、夏頃には1万件を超える見込みです。