アイコン 2024年夏季賞与/企業の増加トレンド


2024年夏季賞与に関する調査会社のアンケートが明らかにしたところによれば、多くの企業が賞与の増加を示しています。これは、2024年春闘で大企業が賃金を引き上げ、景気回復の兆しが見られた一方で、実質賃金が25カ月連続で減少し、物価上昇に追いつけていない状況が続いていることを反映しています。

アンケートによると、夏季賞与を支給する企業の約85%が増加傾向にあり、特に大企業では約47%が増加しました。これは前年と比べて1.9ポイント上昇した数字です。一方で小規模企業では増加傾向は見られますが、全体の約29%にとどまりました。

夏季賞与の1人当たり平均支給額は前年比で2.0%増加し、大企業では4.1%増加、中小企業では1.7%増加となりました。

 

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これは、企業が業績回復や従業員モチベーションの維持、物価上昇に対する経済的負担軽減を理由に賞与を増やす動きを見せていることを示しています。

しかし、一部の企業では原料費の高騰などによる収益悪化を理由に賞与を減らす方針も見られます。また、今後はエネルギー価格の高騰や円安、食品の値上げなどが消費拡大への影響を制限する可能性があります。

結局のところ、物価上昇に負けない賞与や持続的な賃上げが企業の注目ポイントとなっています。このトレンドは今後の経済動向にも大きな影響を与えることが予想されます。

[ 2024年6月13日 ]
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