アイコン 円高進み日本株暴落 超円安バブル崩壊 ▲1298円安 7営業日続落 


日本の株価は超円安による水脹れ利益の拡大予想から、史上最高値を更新していたが、超円安の原因である米国の高金利の雲行きが、米景気悪化の兆候(消費低迷)から怪しくなり、円高が進み、超円安株価バブルが崩壊の危機に瀕している。

一方で、日本は超円安に物価上昇で2014年来の念願の2%以上の物価上昇を達成、これまで大金融緩和で長期となっていたマイナス0.1%の金利を今年3月、プラス0.1%に変更、さらに金利調整のため、やっとテーパーリンクを実施、国債の買い入れを減少させ、いよいよ金利上昇局面に入っている。
そうした日本と米国の状況から、長期金利の差は縮小すると見て、円高が進み、円高の恩恵で水膨れの輸出企業の利益が水脹れが破裂して、利益は縮小することから、株価は暴落している。

米株価は半導体関連などがこれまで棒上げしており、調整局面に入っている。今後の金利下下げから株価上昇余地は残っているが、消費が急速に減速しており、住宅販売戸数も減少し、景気後退、金利下げという循環に入るものと見られる。景気悪化で連れて企業業績も悪化すれば、おのずと株価は下がる。

 

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ただ、日米両国の株価は、ヘッジファンドの下支えがあり、一方的に下がり続けることはない。

 株価下落局面ではこれまでの外人買いが一転して売りに回り、急落する原因となる。日銀と年金に買い支えてもらうしかない。(円高では日本株の外人売りは為替利益が生じる)。
株価急落は企業の余剰資金の多くが証券投資に回っており、大きな損失や含み損を発生させ、業績悪化原因となり株価下落となる。また、輸出製造業の超円安の為替による水脹れ利益も剥離し、2重に業績悪化原因を抱えることになる。
株価下落スパイラルに陥る可能性が高い。特にトランプ政権になれば、円は安すぎる、全輸入品に10%の関税をかけると公言しており、下落スパイラルが加速化するおそれもある。

日本は2010年かに一貫して輸出数量は減少している。円安で輸出が増加していると錯覚、各分野の製品が国際競争力をなくし、新コロナ以前より40%前後円安になっても輸出増は金額でも25%前後しか増加していない。これは輸出数量が減少していることに起因している。日本はすでに競争力のある輸出大国ではまったくなくなっている。これは政権が自らの身の保全のため、票だけを意識し、長期戦略が僅かしかなく、政権が経団連の御用機関に成り下がっていることに起因している。

 日本の消費はこれまでの物価高で低迷が保証されており、賃金上昇も限られ、物価高を考慮した実質賃金はマイナスが続く有様。
生産性増(売上高、利益増)→賃金上昇→消費拡大という循環景気を、切り捨てた日本の経団連と岸田政権。
米国被れの経団連の株主様至上主義により、就業者を働き蜂や駒にし、省みることもない。日本経済などそっちのけの企業本位制の経団連、この間、ろくに生産性向上の投資もせず、不正までして利益を貪る守銭奴に化かした経団連の加盟企業群であり、その経団連の御用機関に化かしたAB・菅・岸田政権と続いている。

この間の経団連の会長時代の企業は、住友化学はTPP交渉中に、遺伝子操作作物の種子および除草剤の米メーカーと業務提携の我田引水行為、東レは日本より韓国への工場投資を加速、日立は傘下企業を経産省ファンドに売りつける我田引水行為。
経団連加盟の超一流企業群の不正は2000年代から続き、後を絶たない腐れ団体。


スクロール→

↓日米株価推移と対ドル円の推移

日米、過去最高株価から急落

対ドル円

 

日経平均

NYダウ

 

前日比

ドル

前日比

161.3

7/10.

41,831

251

39,721

430

161.6

7/11.

42,224

393

39,753

32

158.8

7/12.

41,190

-1,034

40,000

247

157.8

7/13.

 

 

 

 

 

7/14.

 

 

 

 

 

7/15.

 

 

40,211

211

158.0

7/16.

41,275

85

40,954

743

158.3

7/17.

41,097

-178

41,198

244

156.1

7/18.

40,126

-971

40,665

-533

157.3

7/19.

40,063

-63

40,287

-378

157.4

7/20.

 

 

 

 

 

7/21.

 

 

 

 

 

7/22.

39,599

-464

40,415

128

157.0

7/23.

39,594

-5

40,358

-57

155.5

7/24.

39,154

-440

39,853

-505

153.8

7/25.

37,856

-1,298

 

 

152.6

・山高ければ谷深し

 

[ 2024年7月25日 ]

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