アイコン 東風ホンダでも2000人削減 広汽ホンダでは1700人削減済み 工場2ヶ所閉鎖へ


ホンダは中国で広州汽車と東風自動車の合弁会社2社を中国市場で展開させている。
9月11日、完成在庫を調整するため「東風ホンダ」の3工場(生産能力合計72万台)を一時生産停止(9月22日まで)すると発表している。
広汽ホンダは年産能力5万台の第4工場(広州市)を10月に閉鎖、
東風ホンダは年産能力24万台の第2工場(武漢市)を11月に休止すると発表している。 
 
<開発魂をなくしたホンダの顛末>

中国の界面新聞は11日、ホンダの中国合弁会社の東風ホンダについて、「東風ホンダが2000人余りを削減、従業員が希望退職枠を争奪」とする記事を掲載した。
東風ホンダは売上不振から今年8月下旬に募集開始、9月に入り、予定満了により募集を終了している。

ホンダの中国合弁を巡っては広汽ホンダが5月に2000人を募集・削減、ホンダは、今の中国市場で人件費の最適化と生産能力の削減に最も積極的に取り組んでいる自動車メーカーかもしれない。中国市場では、日産も一部の工場閉鎖、三菱自は撤退を表明している。

広汽ホンダは今年5月、全従業員の14%に当たる1700人をリストラすると発表していた。この際の条件は「N+2+1.8」(現在の中国では好条件)だった。

 

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広汽ホンダに続いて東風ホンダも最近、希望退職を中心とした大規模な人員削減に動いたと述べ、8月末にこれに応じた人による関連の投稿がSNS上に出現したこと、手厚い補償を背景に一部従業員による希望退職枠争いがあったことを伝えた。

記事によると、人員削減は生産ラインの従業員が中心で、対象者には「N+2+1」の補償(N=勤続年数に応じた補償額に2ヶ月分の給与と1ヶ月分の追加ボーナスを加えた補償)が提供されるという。

記事は、「今回の最適化は企業の運営効率をより良く高めて戦略転換を加速するためだ」と東風ホンダが10日に表明したと説明している。

また、「大規模な人員削減には早くから予兆があった」として、「中国市場での不振からホンダは工場閉鎖などの措置を通じて中国で燃料車の生産能力を3割削減する計画」、「東風ホンダが湖北省武漢市に持つ第2工場は11月に生産を休止する」などと伝えた。
ホンダの8月の中国新車販売台数は前年同月比▲44%減で、7ヶ月連続で前年を下回っている。

BYDは8万元以下から、EVもPHVも販売玉を有し、日本勢は対応できない。そもそもホンダは2019年中国EV投入計画を持ち自主開発の動きだったが、米GMとEV開発で組むと方針転換、しかし、GMはシボレー・ボルトEVで火災問題もあり、2019年までに生産終了、2023年になり、ブレイザーEV、エクイノックスEV、シルバラードEVを発売開始している。

挙句、ホンダはGMから大衆車用EVのモーター付プラットフォーム価格が高価格を提示され、500万円前後からしか販売できないことから、GMとの提携を停止、今では日産と組み、次世代EV開発に当たっている。

早い話がGMとの共同開発といっても何もせず、モーター含むプラットホームを安価に調達しようとするホンダの足元を見、GMがボッタクリ価格を提示したもの。
生い立ちは開発魂のホンダが、今や開発魂0のサラリーマン経営者たちが陣取り、何か問題が生じても責任も取らず、取らせもせず、仲良しクラブの結果が、今日の中国のザマとなっている。

BYDの戦略は、日本勢やVWが中国市場で持つ小型車市場を喰うことにあり、BYDの低価格新エネ車攻勢に、ほかの中国大手メーカーも低価格戦争に参戦し、日本勢とVWの市場を喰い、日独勢の大衆車は大幅に販売台数を落としている。日本の場合、PHVはHVより高いのが相場だが、BYDは安価なPHVを自社開発している(秦シリーズ最安値版)。

ホンダはGMと高額車については、今度とも提携していくとしていたが、今般GMは現代自と新生代EVの開発で提携を発表しており、ホンダはGMとの締結を忌避する可能性もある。
ただ、EVは、
① 高価格、米国=韓国勢の3元系では価格は下がってもしれている。中国勢の改LFP電池は3元系より2~3割安いが、米国の反中感情からフォードがCATLのライセンス生産工場建設は頓挫(フォード昨年9月/その後2026年稼動で工事建設再開の話もある)。
直近、TDKが米国でCATLとのライセンス生産工場を建設、GMがTDKと締結交渉に当たっている(材料を中国に依存しなければ問題は解決される可能性が高い)
② 充電インフラ、地方の未整備、高速充電施設の未整備、家庭用の未整備
③ 電池保証期間、8年その後は劣化/内燃機関車の使用平均年数12年~
EV中古車価格が暴落、EV新車販売価格も暴落、在庫が溢れた。
保証期間後の交換電池代はあまりにも高くつく。まだこうした買い替えインフラ整備がなされていない。
④ 極寒地でのエンスト問題、極寒地では高速充電の充電時間も長くかかる。高速充電施設での長い行列。
⑤ 火災、安全性に問題
韓国では最近でもベンツEQE、起亜EV6、テスラ車のEVが燃え、EVを条件により拒否する駐車場もあり、3年前後の車両がベンツ火災の8月以降大量に中古車市場で売られているという。(韓国では、8月の火災以降、外車も含み、EVの電池メーカーをディラーに開示させている)

まだ、いろいろ問題がクリアーされておらず、2023年補助金元年の米国のEV販売の勢いは同年8月までしか持たなかった。EVシフトしていた自動車大手メーカーやEV用バッテリーメーカーの工場建設が大きく計画変更されている。GM+FORD+VW等。

 


スクロール→

中国における日本勢の販売台数 輸入車含む 前比=前年比

 

トヨタ

ホンダ

日産

 

台数

前比

台数

前比

台数

前比

2019

1,797,500

10.9

1,626,972

4.7

1,456,738

-5.8

2020

1,797,500

10.9

1,626,972

4.7

1,456,738

-5.8

2021

1,944,000

8.2

1,561,540

-4.0

1,381,494

-5.2

2022

1,940,600

-0.2

1,373,122

-12.1

1,045,197

-22.1

2023

1,907,600

-1.7

1,234,181

-10.1

793,768

-16.1

 

 

 

 

 

 

 

24/1

158,500

39.2

100,960

57.3

65,553

37.9

24/2

83,300

-35.7

45,498

-38.6

41,824

-30.3

24/3

132,200

-3.1

60,449

-26.3

59,914

10.0

24/4

118,200

-27.3

73,831

-22.2

54,921

-10.4

24/5

140,400

-13.6

66,202

-34.7

64,233

-2.8

24/6

152,100

-12.9

68,966

-39.0

52,852

-23.6

   上半期

784,600

-10.8

415,906

-21.5

339,297

-5.4

24/7

143,400

-6.1

52,567

-24.4

47,102

-20.8

24/8.

152,100

-13.5

56,959

-44.3

49,204

-24.2

 24/18

1,080,100

-10.6

525,432

-27.2

435603

-9.8

 

中国における独米勢の販売台数 乗用車 前比=前年比 /千台

 

独勢

前比

日本

前比

米勢

前比

2019

5,189.4

2.1

4,567.6

2.7

1,908.5

-23.0

2020

4,824.3

-7.0

4,753.0

4.1

1,927.0

1.0

2021

4,614.6

-10.6

4,533.8

-4.6

2,183.2

13.3

2022

4,456.7

3.3

4,318.7

-4.7

2,208.6

1.2

2023

4,627.2

3.8

3,829.0

-11.3

2,326.0

5.3

 

 

 

 

 

 

 

24/1

375.6

25.8

278.5

26.0

141.2

0.1

24/2

235.7

-21.3

169.7

-35.2

99.9

-39.7

24/3

383.7

-0.5

288.0

-13.4

184.5

3.3

24/4

314.1

-3.8

222.4

-10.1

147.7

-18.4

24/5

314.0

-15.8

247.8

-19.6

144.8

-28.3

24/6

344.9

-19.6

253.5

-25.7

130.8

-41.1

   上半期

1,968.0

-6.8

1,459.8

-14.7

848.9

-22.2

24/7

298.1

-19.7

209.2

-28.9

120.0

-34.1

24/8

調査中

 

 

 

 

 

 24/17

2,261.1

-8.8

1,669.1

-16.8

968.9

-23.9

 

中国では国家推奨、補助金付きの愛国新エネ車が売れている。

中国 新エネ車販売台数 商用含む 前比=前年比/千台

新エネ

 

EV

前比

PHV

前比

総数

前比

シェア

19

972

-1.2

232

-14.5

25,769

-8.2

4.7%

20

1,115

11.6

251

8.4

25,311

-1.9

5.4%

21

2,916

160.0

603

140.0

26,275

3.8

13.4%

22

5,365

81.6

1,518

151.6

26,864

2.1

25.6%

23

6,685

24.6

2,804

84.7

30,094

12.0

31.5%

 

 

 

 

 

 

 

 

24/1.

445

55.1

284

135.0

2,439

47.9

29.9%

24/2.

280

-28.0

183

12.5

1,584

-19.9

29.2%

24/3.

566

15.5

317

95.1

2,694

9.9

32.8%

24/4.

519

11.1

331

95.7

2,359

9.3

36.0%

24/5.

583

12.5

371

87.7

2,417

1.5

39.5%

24/6.

612

7.4

436

85.1

2,552

-2.7

41.1%

   上期

3,019

11.6

1,922

85.2

14,047

6.1

35.2%

24/7.

551

2.6

438

80.7

2,262

-5.2

43.7%

24/8.

646

8.3

453

81.6

2,453

-5.0

44.8%

 24/18

4,216

9.7

2,817

84.2

18,766

3.0

37.5%

12月は春節の関係あり。

 

・新エネ車はEV+PHV+FCVだが、FCVは月数千台のためカウントせず。

2023年には世界最大の自動車輸出国となった中国

中国の自動車輸出台数

 

千台

前年比

19

1,024

-1.6

20

995

-2.9

21

2,015

101.1

22

3,111

54.4

23

4,910

57.9

24年予想

5,600

14.0

 

 

 

24/1.

443

47.4

24/2.

377

14.7

24/3.

502

37.9

24/4.

504

34.0

24/5.

481

23.9

24/6.

485

26.9

   上期

2,793

30.5

24/7.

469

19.6

24/8.

511

25.4

 24/18

3,773

28.3

 

[ 2024年9月16日 ]

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