アイコン 『長崎県を壊した男達!』その9(自民党県議団の分裂)


金子家
このような自民党の分裂は金子派と社会党、無所属の結合を意味し、西岡県政を平穏の上におくことが出来ない状態となったのである。
絶対多数の与党を得てようやく安定した県政を喜んでいた西岡知事に、大きな余波を及ぼし、かっての少数与党の憂き目をみることになったのである。
金子派は『自民本党』を名乗り、交渉団体として議会分野を形成した。
これに対して自民党県議団は次のような声明を出した。
「今般の県議会議長選挙に際し、わが党所属議員団39名は『候補を一本にしぼり、議員団が一致して本会議の議長選挙にのぞむ』ことを決議し確認した。

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このとことは公党として当然のことである。しかるに一本化しようとする協議の途中で、金子県議を支持する岩永副議長はとつぜん離党届を出して本会議を強行した。
自民党の議員中15議員は直ちに入場、社会党、無所属の議員団と合流して、わが党の24議員が欠席のまま議長選挙を強行した。この15名の行動はわが党の議員会規則に反し、著しく党規を乱すものである。よって議員会規則に従い15議員を除名することに決議した。」
金子岩
これに対し、自民本党議員団(金子派)は「こんどの議長選挙に際し自民党内は完全に二分され、候補者を一本にしぼることは不可能であり、党の危機に直面した。ここにおいて我々同志は、この危機を回避するため、議会ルールに従って議員の使命を遂行したものであるが、金子議長の選任をみたことは、世人の認める当然の成り行きで自然の姿である。自民党内一部幹部の野望のため利用されず、且つ、ゆがめられたる党利党略を廃し、真に、明朗にして、公正な」県政を推進する権威ある議会政治の確立を図るため、自民党本来の精神に則り、新たに交渉団を結成し、強力にして積極的な県政に協力、県民の与望に応えることを固く決意したものである。」
西岡
また、西岡知事はこの事態に対して、
「形式的には自民党、自民本党の二つに割れたが、私にとってはどちらも政治的には同志であり,友だちである。だから気持ちは少しも変わっていないが、一日も早く天下公党としての本来の姿に帰ることを切望している」と、語った。
西岡知事の気持ちがどうであろうと、自民党、自民本党の確執から自民本党は社会党、無所属の連合戦線の戦列に入り、多数を頼んで委員長選任、監査委員選任に自派を押してきた。これまで多数を誇っていた自民党(主流派)はいまや少数派の悲哀をかこったのである。
自民党県議団の分裂につづいて、後で述べるように佐藤副知事の解任問題が起こる。さらに7月県議会は副議長選出でもめ、分裂した自民党県議団は元のサヤに納まるどころか一層の対立を深めることとなる。
そこに未曽有の諫早大水害が襲って、西岡県政は波乱と緊張の連続となっていくのである。
ポスト大石と呼ばれる金子容三の祖父、金子岩三51歳
金子少年
金子原二郎14歳の春だった。
JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次

[ 2025年1月22日 ]
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