【福岡倒産】輸入販売業の井上通商(株)が破産へ 負債約40億円
輸入販売業者の井上通商(株)(所在地:福岡県福岡市中央区草香江2-3-32、代表:井上由郎)は2月7日、同日までに事業を停止し、破産申請に向けた事後処理を弁護士に一任した。
負債総額は約40億円。
資本金は1000万円。
同社は、1961年に設立された輸入販売業者。台湾や香港、中国から仕入れたアパレル製品、雑貨、食品を国内の卸売業者に提供し、長年にわたり安定した取引を続けてきた。また、「arbol」の屋号で一般消費者向けの通信販売も展開し、幅広い顧客層を持っていた。貿易のノウハウを活かし、海外調達や輸出入業務の代行も行い、2020年1月期の売上高は約123億5600万円に達していた。
スポンサーリンク
しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くのアパレルショップが休業を余儀なくされ、主要取引先からの受注が大幅に減少した。その結果、2024年1月期の売上高は約20億円にまで急減した。業績回復を目指し、所有不動産の売却などによる事業再建を試みたが、業況の改善が見込めず、最終的に今回の措置となった。
担当弁護士には、「弁護士法人みらい法律事務所」の管納啓文弁護士(電話番号:092-781-4148)が選任されている。
[ 2025年2月 7日 ]
スポンサーリンク