アイコン 【愛知・熊本倒産】医療法人和伸会など2社が自己破産申請 負債50億


医療法人和伸会(所在地:愛知名古屋市千種区今池南25-5)と医療法人社団御幸会(所在地:熊本県熊本市南区御幸笛田2-15-6)は2月13日、東京地裁において破産申請し保全管理命令を受けた。

負債総額は2社合計で約50.5億円。

医療法人和伸会は名古屋市で病院や福祉施設を運営し、M&Aで事業を拡大したが、借入依存や営業権償却の影響で赤字が続き、2024年3月期末には債務超過が約5億円に達していた。

医療法人社団御幸会は熊本の病院を運営し、地域医療に注力していたが、2019年以降赤字が続き、2020年には債務超過に転落。2024年3月期には債務超過が約5億円に膨らんでいた。

 

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同じグループの福慈会が経営不振で2月5日に破産を申請したことで、他の関連病院の動向も注目されていた。

現在、和伸会と御幸会の病院は運営を継続しながら、スポンサーへの譲渡を目指している。負債総額は和伸会が約31億円、御幸会が約20億円、合計約50億円に上る。

申請代理人は「霞ヶ関国際法律事務所」の阿部信一郎弁護士、保全管理人には「永沢総合法律事務所」の野田聖子弁護士が選任された。

 

 

医療法人和伸会・医療法人社団御幸会 保全管理命令の概要

項目 内容
企業名 医療法人和伸会 / 医療法人社団御幸会
所在地 和伸会:愛知県名古屋市千種区今池南25-5
御幸会:熊本県熊本市南区御幸笛田2-15-6
命令日 2024年2月13日(東京地裁)
負債総額 和伸会:約31億円 / 御幸会:約20億円(合計:約50.5億円)
事業内容 和伸会:名古屋市で病院・福祉施設を運営(M&Aで拡大)
御幸会:熊本市で病院運営(地域医療に注力)
経営状況 和伸会:借入依存・営業権償却により赤字継続、2024年3月期末に約5億円の債務超過
御幸会:2019年以降赤字継続、2020年に債務超過転落、2024年3月期末に約5億円の債務超過
関連動向 同グループの福慈会(三重県名張市)が2月5日に破産申請
今後の方針 病院運営を継続しながら、スポンサーへの譲渡を目指す
申請代理人 霞ヶ関国際法律事務所 阿部信一郎弁護士
保全管理人 永沢総合法律事務所 野田聖子弁護士

 

[ 2025年2月16日 ]
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