アイコン ニデックと牧野フライスが大喧嘩 ニデックのTOBに対抗の新株予約権発行


2024年12月27日、
ニデック、牧野フライスに対してTOB実施を公表
二デックは、牧野フライスに対して1株1万1,000円/約2,500億円でTOBを公開買付期間2025年4月4日から31営業日として実施すると発表した。
価格算定の基準日となる12月26日の株価は7,750円・・・41.9%増のプレミアム価格。
牧野フライス側に対して、今回のTOBにつき、約3ヶ月間を賛同を検討してもらう期間としていた。・・・ところが・・・。
TOBは完全子会社化を目的とするが、下限は総議決権株式数の50%に相当する数の11,694,400株としている、2/3は15,564,200株。
ニデック側の公開買付の主幹事は三田証券、復代理人はマネックス証券。

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2025年1月15日・22日
牧野フライスは、二デックに対して、複数投資ファンドの買収話もあり、TOBの期日を5月9日以降に変更するように要請、また下限の50%を引き上げるよう要請したことを明らかにした。
投資ファンドから、二デックの提案よりも実質的に有利な条件と合理的に判断される第三者提案に係る法的拘束力のある最終的な意向表明書を受領したことを確認した場合は、二デックの提案は受け入れられないとした。

2025年1月17日、両者面談、
牧野フライス側は、①事前に打診しなかったこと、②公表からTOB開始までの期間が短過ぎると不満。
牧野フライス側がほかの投資ファンドからの買収の可能性などに言及したことから、二デック側は「ホワイトナイト」が現れた場合、ホワイトナイトに対してTOBを掛けてもかまわないと発言し、すでに当面談で対立していた。

2025年2月25日、買収価格を引き上げよ、拒否
牧野フライスの質問状で、買収価格の引き上げを要請、ニデックは26日の記者会見でも拒否。
その根拠は今年1月24日、日銀が公定歩合を0.25%から0.50%に引き上げたことによるもの。

2025年3月4日、両者面談
牧野フライスはニデックに対して先に質問状を提出。
・(ニデックが)買収した場合、具体的なシナジー効果及び、懸念する顧客離反等のディスシナジーに対する具体的な対応策の説明が十分になされなかったとしている。

2025年3月19日、決裂決定
牧野フライスは二デックに対して対抗策をとることを明らかにした。
株主総会での事後承認をとることで、取締役会の権限である新株予約権発行、すべての株主に新株予約権を無償で割り当てるが、ニデックがTOBで株式を買い付けたとしても持株比率が下がる仕組み。
牧野フライスは二デックがTOBを掛ける際、事前に連絡しなかったことに怒っている。

2025年3月21日、
二デックは牧野フライスの対抗策に対して極めて遺憾だと公表した。

●●
・牧野フライスが要請した決算発表後のTOB開始、今では四半期決算が行われ、本決算予想が四半期ごとに掲載されており、4月4日までに150円の超円安が1115円まで円高になるなどの想定外の事案が生じない限り、決算内容は大きくは変わらない。
・牧野フライスの経営陣は、会社を売却する意志はあるが、二デックを対して友好的TOBではないとして、拒否権を発動しているようだ。
二デックは、今後、敵対的買収(TOB)に入る可能性が高い。
反対の意思が強ければ、すべて反対となる。・・・坊さん憎くけりゃ袈裟まで憎い。

TOBの決済日は5月31日
牧野フライスは、6月末の3月決算本株主総会で、新株発行権の行使による防衛策の事後承認を取り付け、全株主に対して発行するという。
ただ、TOBにより70%以上の応募があれば、新株発行権の行使による持株比率の低下も50%を超えてくる。

牧野フライスは特別委員会を設置、同社の社外取締役である大和証券髙橋一夫元副社長と、現三菱UFJリサーチOBで横浜国大教授の高井文子氏が委員となっており、アドバイザー会社はアイ・アールジャパン社が布陣。
質問状の内容が細かく、難クセのような内容も入っており、実質、大和証券が仕切っているようだ。(ニデックは野村アセットらが5.07%k株主で野村證券と近そうだが、TOB幹事証券は三田証券)
牧野フライスの監査法人は仰星監査法人・・・実務型?。

公開会社は、原則として取締役会決議のみで新株予約権を発行することができる。(会社法240条1項)、
ただし例外として、新株予約権と引換えに金銭の払込みを要することとせず、かつ、当該払込みを要しないことが新株予約権者に特に有利な条件であるときは、株主総会の特別決議を必要とする。とあるが、株主全員に交付するとしており予約権者に特に有利というわけではないため、取締役会の決議だけで発行できる。


スクロール→

牧野フライス業績推移  連結/百万円

 

売上高

営業利益

営利率

株主利益

17/3

153,641

9,660

6.3%

7,596

18/3

181,547

15,023

8.3%

11,694

19/3

204,709

20,671

10.1%

16,981

20/3

159,401

3,514

2.2%

830

21/3

116,737

-3,612

-

-2,703

22/3

186,591

11,300

6.1%

12,042

23/3

227,985

17,492

7.7%

16,073

24/3

225,360

16,372

7.3%

15,981

25/3

225,000

17,000

7.6%

14,500

 

20253月期中間決算財務内容(24/9月末)

流動資産

230,488

流動負債

101,011

 

 現預金

77,058

 支手買掛

15,815

 

 受手・売掛

45,073

 電子記録

13,748

 

 仕掛含在庫

100,374

 借入社債

30,284

 

固定資産

128,776

固定負債

40,892

 

 有形資産

87,914

 借入社債

28,000

 

 投資等

37,493

純資産

217,361

60.5%

  有価証券

25507

 資本金

21,142

 

 

 

 資本剰余

37,116

 

 

 

 利益剰余

130,998

 

資産計

359,266

 負+純資産

359,265

 

 

 

[ 2025年3月24日 ]

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