石材卸の(株)村松石材/自己破産へ <京都>
石材卸売業の(株)村松石材(登記簿上所在地:京都府京都市中京区壬生下溝町***)は4月28日、同日までに事業を停止して、破産申請に向けた事後処理を弁護士に一任した。
負債総額は約7億円。
資本金が1000万円。
同社は、1945年創業の老舗石材卸売業者。墓石や寺院用石塔、庭石などを全国に供給し、中国にも拠点を設けて高品質な輸入石材を扱うなど、1990年には売上高約33億円を誇った。
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しかし、2009年に不良在庫の評価損で債務超過に転落。以降は墓の簡素化や需要低迷で赤字が続き、資産売却や金融支援で資金繰りを維持していた。コロナ禍ではさらに需要が縮小し、売上は2億円を下回る水準まで落ち込んだ。業績回復の見込みが立たず、ついに事業継続を断念、今回の措置となった。
担当弁護士には、「京都総合法律事務所」の前田宏樹弁護士(電話番号:075-256-2560)ほかが任命されている。
[ 2025年5月 2日 ]
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