アイコン 中国、5月小売本格回復の兆し 鉱工業生産も上向く


中国国家統計局が発表した5月の中国の小売売上高は、前年比6.4%増となり、前月の5.1%から加速し、市場予想の5.0%を上回った。これは2023年12月以来の高いペースを示し、労働節や端午節の休日支出の増加、さらには関税爆弾に対しネット販売企業などが輸出企業支援の愛国販売の協賛を大々的に行ったことや電子製品への政府補助金の影響を和らげるための取り組みによって後押しされた。

ただ、小売りの一定部分を占める自動車販売は、国内企業どうしの低価格戦争により、企業の収益は落ちている企業が多く、売れず新車を中古車販売する新興企業も多くなっている。販売台数は堅調だが、売上高からは実質減速している。

中国は不動産販売や消費など国内景気の悪化に、中国政府は昨年8月から断続的に総合経済を講じている。各種補助金なども景気回復を支援しており、徐々に景気は回復してきている。対米貿易における関税爆弾は145%~30%に下がったものの、大きな関税率であり、輸出企業にとって厳しい経営となっている。

 

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中国 小売高 前年同月比

 

23年

24年

25年

1月

3.5

5.5

4.0

2月

3.5

3月

10.6

3.1

5.9

4月

18.4

2.3

5.1

5月

12.7

3.7

6.4

6月

3.1

2.0

 

7月

2.5

2.7

 

8月

4.6

2.1

 

9月

5.5

3.2

 

10月

7.6

4.8

 

11月

10.1

3.0

 

12月

7.4

3.7

 

 

中国 小売高 前月比

 

23年

24年

25年

1月

0.72

-0.03

0.51

2月

2.09

0.11

0.61

3月

1.02

0.48

0.54

4月

1.06

-0.08

0.46

5月

0.15

0.21

0.93

6月

0.01

0.01

 

7月

-0.02

0.51

 

8月

0.90

0.45

 

9月

0.50

0.71

 

10月

0.64

0.47

 

11月

0.10

0.53

 

12月

0.41

0.45

 

 

<鉱工業生産>

5月の中国の鉱業生産は、前月比では0.61%増、前年同月比では5.8%増加した。 前年同月比では4月の6.1%から5月は5.8%増と伸び率は鈍化しているが、前月比では5月は4月より増加している。5月の対米輸出が3割ほど減少しており、米国の関税爆弾の影響が出ている。

中国 鉱工業生産 前月比

 

23年

24年

25年

23+24+25年

1月

0.64

0.92

0.29

1.85

2月

0.41

0.21

0.61

1.23

3月

0.64

-0.05

0.44

1.03

4月

-0.15

1.21

0.22

1.28

5月

0.77

0.25

0.61

1.63

6月

0.78

0.51

 

 

7月

0.13

0.45

 

 

8月

0.58

0.39

 

 

9月

0.36

0.71

 

 

10月

0.48

0.52

 

 

11月

0.79

0.58

 

 

12月

0.36

0.64

 

 

 

[ 2025年6月17日 ]

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