アイコン (第三回)クリーンセンターよもやま話


クリーンセンター

5月から始めたクリーンセンター連載、気づけば自分でも知識がゴリゴリ増えてきた。記事を書けば反響あり、反響あれば情報も集まり…もう情報の玉突き事故状態だ。ありがたいけど、正直まとめるのも一苦労である。
燃やすか? 溶かすか?
クリーンセンターの心臓部・燃焼炉。ざっくり言うと2つの流派に分かれる。

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• 直接焼却方式(ストーカー式/流動床式)
• ガス溶融方式(シャフト式/流動床式ガス化溶融)
で、今の王道は「ストーカー式」。
全国どこ行っても「はい、ストーカー式です!」と胸を張れる安定感。
シャフト式?これは日鉄エンジの十八番。とはいえ最近はストーカーにも手を伸ばしてきて、「両刀使い」になりつつある。
ただし、ストーカーの技術力はどのメーカーも大差なし。もはや横一線、ドングリの背比べ状態だ。

発注方式のシフトチェンジ
昔はシンプルに「指名競争入札」とか「一般制限付き競争入札」とか。
要は、発注者の条件を満たせば参加OK!みたいな世界だった。
だが20年前からは DBO方式 にシフト。
設計・建設・運営をひっくるめて「おまえんとこで全部やれや」方式だ。
ここに素早く適応したメーカーが、今の勝ち組。代表格は JFE と 川崎重工業。営業の腕っぷしがとにかく強い。
連載でも何度も書いてるけど、この2社は「仕掛け人」と言ってもいい。
他にも老舗のタクマや三菱重工環境、神鋼環境、荏原環境、そして日鉄エンジ…。さらに小回り効く小規模メーカーもチョロチョロ顔を出す。群雄割拠というより、まるで焼却炉サバイバルゲーム。

飯塚ミステリー

クリーンセンター

さて問題はここからだ。
日鉄エンジと聞けば、思い出すのが 福岡県央(飯塚)の案件。
2025年1月、日鉄エンジが1社だけで応札まで漕ぎ着けた。
「おっ、これは落札一直線か?」と思いきや…まさかの 改札されず。
え、なんで?
理由は闇の中。しかも仕様が「ストーカーでもシャフトでもどっちでもOK」という珍仕様である。
普通は方式を絞るもんだろうに、なぜ「ご自由にどうぞ」スタイルだったのか。
これはもう「飯塚ミステリー」である。
地元自治体の事情? 技術的な裏? はたまた大人の事情?
その答えは、まだ煙の向こう側にある。

JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次
 

[ 2025年9月 5日 ]
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