アイコン 戦線拡大 イラクの政府治安部隊へ米イスラエルが空爆 15人死亡30人負傷 会議中


イラクで24日の朝、「人民動員隊(PMF)」のメンバー15人が米とイスラエル軍の空爆で死亡した。
イラクは、米国とイスラエルが2月28日にイランを攻撃して始まった武力衝突に、他の湾岸諸国と共に巻き込まれている。
紛争が始まって以降、元民兵組織の人民動員隊に対する攻撃の被害としては最大規模。 「人民動員隊」は現在、イラク治安部隊に統合されている。
同日の西部アンバル州への空爆については、アンバル州の最高指令官1人と戦闘員14人が死亡し、戦闘員30人が負傷したことを明らかにした。

イラク第2の都市モスルに居宅があるPMF幹部宅も空爆を受けたが、モスル市にいる時間は限られ不在だった。戦闘員1人が負傷している。

イラク軍統⁠合作戦司令部の声明によると、スダニ首相は、国家安全保障閣僚会議の緊急会合の招集を命じた。
声明では、PMFの戦闘員15人が「米とシオニストによる空爆」で死亡したと言明した。空爆は上級指揮官らが出席していた安全保障会議の最中だった。
 イラク軍⁠がPMFへの爆撃に関して米国と並んでイスラエルを非難したのはこれが初めてとなる。

 

スポンサーリンク

イラクでは24日、北部のクルド自治州に対してもイランからとみられる弾道ミサイルによる攻撃があり、クルド人部隊「ペシュメルガ」のメンバー6人が死亡した。
クルド州当局は、死者を出すこれほど深刻な攻撃は、戦争開始後で初めてだとして、イランを非難している。
イラクのクルド勢力は米国と近い関係にあるが、近年はイランとの関係も改善していたもののイランのクルド人武装組織の一部がイラン攻撃へ動いていた。しかし、続かなかったもよう。
米国もイランもこれらの非難に対して現時点でコメントしていない。

PMFの報復とみられるイラクの町ラビアからシリア北東部の米軍基地に向けロケット弾7発が発射されたとイラク当局が発表した。

人民動員隊は、2014年にイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」と戦うために結成された。
2017年にISを撃退した後、治安部隊内での影響力を強め、議会への進出や経済的権益の確保など政治的な役割も拡大させている。
組織内の一部親イラン派は、米軍関係者や米施設に対して無人機やロケット弾による攻撃を繰り返しており、米国防総省は先週、イラク国内の親イラン武装組織に対して戦闘ヘリによる攻撃を行ったことを認めていた。

イラクのPMFにおけるイラン支持組織には、バドル機構(軍団)、アサイブ・アル・ハク、カタイブ・ヒズボラ、カタイブ・アル=イマーム・アリ、サラヤ・ホラサニなどが含まれる。PMFは全体で約67の武装組織で構成され、政府の治安部隊に組み入れられている。
ただ、親イラン派の武装組織も多く、イランやレバノンヒズボラなどに連動してイラク国内の米軍基地などに対してテロ活動を行っている。

今回空爆を受けたPMFメンバーが過激な親イラン系の武装組織かは不明。州のPMF司令官も殺されており、地域の各組織の代議員だったかもしれない。

イラクの人口は46百万人、シーア派が65%、スンニ派が35%
イラクがイランと異なるのはアラブ人が80%/イランはペルシャ人が55%、アゼルパイジャン人が25%で、シーア派が90%となっている。

2020年の米議会調査局による中東の駐留米軍、

駐留米軍

トルコ

1,700

シリア

5001.000

イラク

5,000

ヨルダン

3,000

クウェート

13,000

バーレーン

7,000

カタール

10,000

UAE

5,000

サウジ

3,000

 


 

 

[ 2026年3月25日 ]

スポンサーリンク
  

 

 


HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。

スポンサーリンク
 

 

関連記事

 

 



PICK UP


破産・小口倒産一覧