アイコン ナフサ不足は輸入の大幅減少 流通の目詰まりではない


昨年までのナフサの在庫平均や輸入量を見ると、大幅に輸入量が減少し、供給不足により販売が減少していることが窺い知れる。
一方生産量は、製造施設を別途の生産物用に仕様変更したり、解体したりしており、ナフサ製造会社(石油精製会社)が、国内の備蓄原油を調達できたとしても生産量を急増させる状況ではない。

政府・経産省は今回のナフサ危機は目詰まりが原因だと危機を一蹴しているが、経産省の石油統計を見る限り、輸入不足が最大の原因となっている。国民皆、騙されているようだ。

 

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日本がナフサを輸入している韓国は、イラン戦争でのホルムズ海峡封鎖では、韓国政府はいち早く輸出を禁止している(3月27日/原則禁止期間:5ヶ月間)。韓国からの日本への輸出も大幅に減少しているはずだ。

これまで、食量安保や経済安保の観念がない日本政府の政策により、ナフサの輸入量が増加し続け、一方でナフサの国内生産量は減少が続き、今回のような原油調達・ナフサ輸入が困難になると即、ナフサ不足に陥る産業体質となっており、経済にも大きな影響をもたらしている。

ナフサの輸入量は、1~3月は前年同期間比▲31%減(1・2月は海峡封鎖の影響はない)、4月は前年同月比▲43%減、5月は同▲16%減、6月は同▲14%減と3・4月は大幅減少、5月からは世界中のあちこちから買い付け、減少幅は大幅に減少しているものの、まだ輸入量は前年比で水面下が続いている。


スクロール→

ナフサの需給  輸入大幅減   経産省/石油統計

2026年4月のナフサ /万㎘

 

26年4月.

25/4月.

前年比

A月初在庫

127

150

-15.3%

 

 

 

 

B 輸入

110

196

-43.9%

C 国内生産量

90

117

-23.1%

D 供給量計(A+B+C)

327

463

-29.4%

 

 

 

 

E 国内販売量

193

300

-35.7%

F 輸出量

1

4

-75.0%

 不明

 

21

 

G月末在庫

123

138

-10.9%

※月初在庫は前月の在庫量を掲載

2026年5月のナフサ /万㎘

 

26年5月.

25/5月.

前年比

A月初在庫

123

138

-10.9%

 

 

 

 

B 輸入

166

198

-16.2%

C 国内生産量

95

101

-5.9%

D 供給量計(A+B+C)

384

437

-12.1%

 

 

 

 

E 国内販売量

222

273

-18.7%

F 輸出量

1

3

-66.7%

 不明

8

13

-38.5%

G月末在庫

153

148

3.4%

 

 

 

 

2026年6月のナフサ /万㎘

 

26年6月.

25/6月.

前年比

A月初在庫

153

148

3.4%

 

 

 

 

B 輸入

128

149

-14.1%

C 国内生産量

91

96

-6.3%

D 供給量(A+BC)

371

393

-5.6%

 

 

 

 

E 国内販売量

215

246

-12.4%

F 輸出量

0

3

-

 不明

3

9

 

G月末在庫

153

135

11.9%

 


スクロール→

2026年4~6月のナフサ /万㎘

 

26年6月.

25/6月.

前年比

 

 

 

 

B 輸入

404

543

-25.6%

C 国内生産量

275

314

-12.4%

D 供給量(A+B)

679

857

-20.8%

 

 

 

 

E 国内販売量

630

819

-23.1%

F 輸出量

2

10

-80.0%

 小計

632

829

-23.8%

 

 

 

 

差し引き

47

28

 

 

[ 2026年8月12日 ]

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