アイコン 実現するか? ベンツのダイムラーを中国吉利買収提案

中国自動車メーカー吉利(ジーリー)汽車の創業者である李書福氏が、ドイツの同業ダイムラーの株式を買収する計画をしている。

買収案が成功すれば、李氏はダイムラーの筆頭株主になるとの見通しだと独紙・ビルトが4日報じた。
李書福氏は、習近平国家主席と近い関係にあるため、今回の買収案には中国当局の意向があるとの見方をしている。
 ビルトによると、李書福氏は、すでにダイムラーのディーター・ツェッチェ会長との間で株式の買収をめぐって会談を行った。李氏は、吉利汽車がダイムラーと提携することで、自動車産業に参入したアップル社やグーグルなどIT大手と勢力拡大を競っていくと表明した。

 ダイムラーは、高級車メルセデス・ベンツや小型車スマートなどのブランドを製造販売している。現在同社の筆頭株主は、中東国クウェートの政府系投資ファンドで、同社の約6.8%の株式を保有している。
 「ビルト」は、現在ダイムラー株式の時価総額が約900億ドル(約9兆9000億円)であるため、李書福氏の出資規模は60億ドル(約6600億円)以上と推測した。

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1、吉利汽車の親会社である吉利控股集団(ジーリーホールディンググループ)(浙江省杭州市)は、2010年に、約18億ドル(約1980億円)で米自動車大手のフォードから、スウェーデン自動車メーカー「ボルボ・カーズ」を買収している。

2、2017年12月には、取得している乗用車部門以外のボルボグループ(=ABボルボ:世界4位のトラックメーカー+建機+ディーゼル機関+ファイナンスなど)の筆頭株主になることで合意している。

3、2013年には、英名物の黒塗りタクシー、「ブラックキャブ」を生産する英マンガニーズ・ブロンズを傘下に収めた。

4、2017年5月には、マレーシア自動車メーカーのロータス・カーズの株式51%を取得した。

独メディア「ドイチェベレ」中国語電子版(4日付)は、吉利控股集団の急速な事業拡大の背景には中国当局からの後押しがあったと指摘した。

 習近平国家主席が過去、浙江省トップに就任した2002年に吉利汽車を視察。当時、中国政府系メディアが、習氏は「吉利のような(民間企業)を、われわれが力を入れて発展させなければならない」と発言していたと報じた。
2003年に、吉利汽車は本部を浙江省台州市から、省都の杭州市に移転した。

また、中国メディアによると、2007年上海市トップになった習近平氏は、同年の上海国際モーターショー期間中、吉利汽車のブースを訪ね、「吉利汽車のグローバル進出を一日も早く実現させるようにしたい」と述べていたという。

 中国市場調査会社の胡潤研究院が、昨年発表した中国人富豪ランキング、「胡潤百富榜2017年」によると、李書福氏と息子の李星星氏の総資産規模は1100億元(約1兆9000億円)で、10位にランクインしている。
以上、

外資流出に対して、手厳しい対応をした習近平、しかし、大好きなサッカーの伊チーム買収では無言だった。今回も大好きな吉利の動きを歓迎していることだろう。金融機関も忖度から買収資金を用意することになる。

中国政府は、最先端技術を盗んでばかりいたことから世界中から批判を受け、最先端企業を買収せよと大号令、しかし、西側がガードを硬くしたことから、買収もできなくなり、韓国のサムスンなどから開発社員を引っこ抜き、開発に当たらせ、半導体やディスプレイでは、すでに最先端の大工場を稼動させ始めており、今後も続々操業し始める。

これは、中国の製品は中国の国産品を使おうという国是に基づくもので、バスなどEV用バッテリーでは、中国国内に工場を有する外資さえ認可せず、民族勢しか認可していないという米トランプの上を行く保護貿易主義を続けている。

ABボルボの筆頭株主になり、さらに買収に走るかは不明だが、ABボルボは戦闘機のエンジンを造っており、政府やEUが反対する可能性がある。

また、ダイムラーも筆頭株主になったとしても、買収するかは不明。ドイツは、先般、中国企業が独先端企業を買収しようとした際、米国の忠告もあり、ドイツ政府が認可しなかった。
しかし、ドイツ経済は中国により成立しており、もしものダイムラー買収では認可する可能性がある。ただ、ダイムラーも軍需部門を有している。

ABボルボもダイムラーも軍需部門を切り離せば、認可される可能性も高いとみられる。
世界覇権国の中国のお気に召すままに。

(なお、中国企業の上場株を株式市場でいくら買っても買収はできない米ハゲタカが発案した糞条項の下に中国企業は上場している。その結果、国富をもたらし過ぎて、今では世界覇権に乗り出し、米国さまの脅威になっている)
 

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[ 2018年2月 7日 ]

 

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