アイコン 米トランプ 国際緊急経済権限法の発動検討 中国を念頭

 

 

これまで、米国が中国に儲けさせ、中国がその儲けた金で米国に投資する循環経済=中国の米国買いが進み、今になって米国が脅威だとしてうろたえているもの。
それも一定水準に達した中国では、常に最先端技術のみが必要であり、研究開発するには膨大な時間がかかるため、手っ取り早く、欧米の最先端技術会社に対してこれまで多くの投資=購入してきたもの。

トランプ政権は極めて重要な技術に対する中国からの投資を抜本的に制限する選択肢として、国際緊急経済権限法の発動を検討している。
  米財務省は、半導体や次世代高速通信5Gなど、中国企業からの投資を禁じる技術セクターを特定する作業に入っている。
この提案に詳しい関係者4人が匿名を条件に話したと部ルームバーグが報じている。
これまでのところ、中国からの輸入に対する関税賦課が注目されているが、新たな制限はトランプ政権発足以降に減速している中国からの投資をさらに停滞させ、米企業の資金調達能力を損ない、バリュエーションを抑制しかねないという市場の声も大きい。

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これより先、ロス商務長官は、トランプが唯一フェイクニュース社ではないと認定しているFOXニュース社とのインタビューで、「外国からの投資に制限が設けられる」と発言した。上下両院で対米外国投資委員会(CFIUS)を強化する法案が審理中だが、トランプ大統領が「異なる行動」を起こすだろうと述べた。
  1977年に施行された国際緊急経済権限法は、「異例かつ特別な脅威」への対応として大統領に国家緊急事態を宣言する権限を付与している。
大統領が緊急事態を宣言した後、取引の停止や資産接収が可能になる。
以上、ブルームバーグ
 
世界中の携帯電話等の通信中継機器で一番使用されている安価な華為製、その中継基地の機器にバックドアが仕掛けられていたことから、中国製機器を米政府機関では使用しないように注意喚起されたことに始まっている。華為は中国軍との関係が深いとされている。

日本でも中国社製スマホにバックドアが仕掛けられ、通信内容が中国側へ自動的に流れていた問題が浮上したが、中国メーカーがすぐ修正したことから、問題はクローズアップされなかったが、日本政府は中国との貿易摩擦が怖く、問題視しなかった。日本の携帯電話大手3社も中継機器はほとんど華為製を使用している。
  米国は、もっと大掛かりに海底ケーブルの中継基幹部分でスパイ活動を行っているという。
  こうしたことを受け、先進国の軍は、世界につながるネットラインとは別の独自ラインをそれぞれ構築している。ただ、一ヶ所でも軍事用の特別ラインと一般ラインが接続していた場合、そこから全軍事情報がじゃじゃ漏れ状態になっていたことが発覚。韓国では軍中枢部のつながっていた一パソコンからハッカーが侵入し、北朝鮮攻撃の最重要機密軍事情報など膨大な作戦資料が北朝鮮側に漏れ出ていたことが発覚していた。
日本でも防衛大学のそうしたパソコンから日本の自衛隊のラインに侵入され、ハッキングされている。日本の場合には、すべて機密事項として何が盗み出されたかなど詳細にはまったく公表されず、問題ない資料だけが盗まれた可能性があると隠蔽情報だけが公表された。

韓国も技術を盗むのが得意だが、先進国も最新兵器では、売却しても技術が盗まれないように機密部分はパック化し、開封された場合、中身が自働破壊するようになっている。

ドイツが韓国へ売却した名機とされたK2戦車(黒豹)用独製のエンジンやトランスミッションを許可なく韓国側が分解したことから、怒ったドイツはK2戦車用エンジンの供給をすべて止めた。それでも韓国側は真似てエンジンやトランスミッションを製造しようとしたが製造できず、挙句、日本の三菱重工からそうした部位の供給を受けようとした。しかし、日本政府がダボハゼの三菱に許可しなかった。K2は韓国軍の要求性能をまったく満たさず、韓国のメーカー側と訴訟沙汰になっている。
このように最先端技術は、軍事用から生まれるケースが多く、コンピュータそのものが米国で軍事用に開発され、民間に技術が移転されたことに始まっている。
日本も米国から貿易黒字減らしに最新兵器の購入を膨大に使用するばかりではなく、その膨大な資金を使って開発を目指すべきだろう。

100%米国と共にあるなど御託を並べてもトランプが相手にしていない現実が横たわっている。
ドイツは独自に最新兵器を開発し、今では武器輸出大国に変容している。韓国が260発も購入している射程500キロの空対地精密誘導ミサイル「タウルス」は一発2億円以上だ。
日本は、兵器を輸出しなくとも蓄積された開発技術を民用に移転させ、国力の維持・向上を目指すべきではなかろうか。
スパイ拠点とされる孔子学院は日本にどれくらいあるだろうか・・・

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[ 2018年3月28日 ]

 

 

 

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