アイコン イラクまた混沌か シーア派過激民兵組織持つサドル師選挙勝利

 

 

イラクの首都バグダッドで10日、5月に行われた議会選挙の投票用紙が保管されていた倉庫群で火災があった。この日は全土で予定されている投票の再集計に向け、手作業で集計を行う判事らが任命されていた。
火は間もなく消し止められ、投票用紙の大部分が保管されている主要倉庫への延焼は食い止めたという。
イラク最高司法委員会はこの日、中立組織の選挙管理委員会に代わって手作業で集計を行う判事らを任命していた。
5月12日に行われた議会選挙は、イスラム教シーア派の指導者ムクタダ・サドル師率いる政党連合が最多の議席を獲得して第1勢力となった。サドル師はシーア派の反米強硬派民兵組織マフディー軍及び政治組織「サドル運動」の指導者として知られる。

しかし、同国で初めて使われた電子投票システムが不正操作されたとの疑惑が浮上、まだ新政権は発足していない。
議会は6日に行った採決で、全土で手作業による集計を行うことを承認。
選挙で3位に後退したアバディ首相率いる政党連合は、不正が報告されたことを考えると、再集計が必要だと強調した。
これに対して選挙管理委員会は不服を申し立てる意向を表明している。
以上、

サドル師が勝利すれば、イランへの傾注がこれまで以上に大きくなり、米国に滅ぼされた旧フセイン政権がイランと対峙していた時とは、様変わりになる。イラク・フセインの米国に対する減らず口に対して、大量破壊兵器の所持をでっち上げ、イラクを破壊したものの、結果、アメリカはイラクに何をしたかったのだろうか。
米国が嫌うイランにイラクをプレゼントしたようなものだ。

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不正があったかどうかは別にして、今回の選挙結果を天の力で覆せば、イランが背景のシーア派過激派のサドル軍団が動き、再び内戦状態に陥る可能性が高い。米国は兵器を現アバディ首相の政府軍に売れ儲かりはしようが・・・。
まだ戦闘状態も完全に収束していないイラクにあり、不正が天の意思により簡単に行われやすい電子投票システムなどどこの国が導入を働きかけたのだろうか、不思議。

米トランプは、イランに対して核合意離脱により対話の窓口を閉じている。
イラクがイラン化すれば、ヨルダンをはさむだけとなり、よりイスラエルに近くなる。
当然、イスラエルはイラクがイラン化し、イスラエル寄りに新たな軍事基地の建設やミサイルなどを配備すれば、不振な動きと判断し、予防的措置として空爆し破壊することになる。数センチ単位とされる超精細偵察衛星画像(原子力衛星)やグローバルホークなど偵察機の情報は米軍からイスラエルに常に提供されている。

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[ 2018年6月11日 ]

 

 

 

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