アイコン 韓国、初の国産機動ヘリ「スリオン」墜落5人死亡

 

 

韓国は元手を取り戻すため兵器を開発する条件に輸出を取り入れている。

機動ヘリ「スリオン」は米国の安全性認定に不合格のまま、輸出まで進めている。その「スリオン」の派生型が・・・。

韓国では「スリオン」は、ほとんどが韓国で生産されており、純国産ヘリとされているが、機体はユーロコプター社(エアバスが吸収)のほとんどの技術が入り、エンジンはGE製(サムスンテックウィンが提携生産)を搭載した欧米混合型ヘリ、それも韓国が独自開発した防風ガラスはアクリル樹脂製、ひび割れ問題を引き起こし、さらに窓や機体フレームに亀裂、メインローターにも亀裂が生じさせていた。
米国で2016年3月まで行った101項目の機体凍結試験では、29項目が不合格となり、まだ、試験完了には程遠く、試験飛行が必要なヘリと見られている。(韓国監査院は、その後、すべて改善されたとしているが検査の概要は不明)

そうした問題を抱えたまま、一部配備されていたが、軍の現場では寒冷時間帯での飛行中止など行っていた。しかし、防衛事業庁は今年に入り、配備を認可していた。

こうした問題は、機体は欧州からほとんどの技術が導入されたものの、韓国企業により生産しているため、技術レベルの問題もあり、機能部品に品質上の問題があるともされている。
今回の事故は起こるべくして起こったのではなかろうか。

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<墜落・5人死亡>
韓国海兵隊のヘリコプターが17日午後4時46分ごろ、慶尚北道浦項南区の飛行場で海兵隊の上陸機動ヘリコプター「マリンオン」が、地上約10メートル上空から滑走路に墜落して5人が死亡し1人が重傷を負った。
ヘリコプターは墜落すると同時に火に包まれて全焼したと現場目撃者が伝えた。

事故機はこの日整備を終えた後、試験飛行を行っていたところだった。しかし、離陸後、突然ヘリコプターのエンジンが正常に作動しなくなったか停止したためそのまま地上に落下したのではないかと推定されている。
現場では整備不良の可能性が提起されたが、正確な墜落原因はこの日確認することはできなかった。

特に、墜落および地上への衝突過程で機体から火災が発生し、乗務員が脱出する機会と時間を確保できず被害が拡大したものと推定される。
事故はブレード1枚が先に分離して飛ばされ、ほかのブレートも全部飛んだ後にメイン・ギアボックスが外れたという。落下するときにはすでに炎上していたという目撃情報もある。

海兵隊関係者は「直ちに事故委員会を構成して正確な事故原因の調査を始める」と伝えた。

事故機は韓国航空宇宙産業(KAI)が2012年に開発を完了したスリオンを上陸機動ヘリコプターに改造したマリンオン。2013年上陸起動ヘリコプターとして開発に入り、2015年1月に初飛行を果たし、翌年1月に開発が完了した。

マリンオンは海兵隊が、今年1月から竹島など戦略島嶼防御や迅速対応作戦、非軍事人道主義作戦の遂行のために戦力化している。
マリンオンの最大巡航速度は時速265キロ、2時間以上の飛行が可能。武装は7.62ミリ機関銃2丁だ。最大9人が搭乗することができる。

今年2機に続き来年に4機、2023年まで全28機が配備される予定。海兵隊は操縦士およそ40人と整備士およそ40人を養成し、2021年に海兵隊航空団を創設する計画だった。だが、今回の事故により、追加導入日程に支障が出るものと予想される。
フィリピンに輸出も計画されており、今年6月に訪韓したフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領が国防部に展示されていたスリオンに自ら搭乗するなど関心を示したことで輸出に明るい光が差したが、今回の事故が悪材料になりかねない。

導入から6ヶ月も経たないヘリコプターで大型事故が起きたという点でスリオンの安全性は再び議論になりそう。
スリオンをめぐっては、昨年7月に監査院が結氷による問題と落雷保護機能を十分備えていないことを指摘していた。
スリオンは、2015年にもエンジン加速が発生し、2017年11月の試験飛行時には機体異常により緊急着陸した。

 

スリオン 諸元
派生型があり、型により定員等は異なる
基本
動力伝達装置など機体の基本はエアバス技術で原型はAS332(スーパーピューマ)、エンジンはGE技術を導入しての国産
乗員:
2名のパイロットと2名の砲手、9名の兵士または2名のパイロットと16名の兵士
定員
 18名
全長
 19.0m(メインローターを含む)、15.09m(ローターを含まず) (62.3ft(メインローターを含む)、49.5ft(ローターを含まず))
全高
 4.5m (14.8ft)
ローター直径
 
空虚重量
4,973kg (7,348lb)
運用時重量
7,348kg (16,200lb)
有効搭載量
 3,753kg (8,274lb)
最大離陸重量
8,709kg (19,200lb)
動力
サムスンテックウィンT700-ST-701K ターボシャフト、1,228 kw(1,647 shp)×2
性能
 
最大速度
259km/h
航続距離
500km以上 (270 mi以上)
上昇率
8.5m/s (1,700 ft/min)
アビオニクス
GPS、INS、デジタルマップ、FLIR、HUMS、IRSS、MWS、CMDS、IRCM、EWC、RWR、LWR、OBIGGS、C4Iシステム、ECS、HOCAS、AFCS
 
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[ 2018年7月19日 ]

 

 

 

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