アイコン 早大 リスク投資拡大

 

 

早稲田大学は、大学の最大の経営課題は少子化の中での生き残り戦略だといわれる。一方で、世界に目を向けると大学間の研究競争はし烈さを増すばかりで、学部教育段階でも国境を越えた優秀な高校生の争奪戦のまっただ中にある。

優秀な学生を確保するにも資金が必要で、早大は、海外の未公開株などリスク性の高い金融商品での資産運用を拡大する。
2018年から4~5年で計1億ドル(約113億円)を投資。授業料や国の補助金が減少傾向で大学経営は厳しさを増している。
リスクを取って運用益を狙う運用に踏み出し、新たな収入源の確保を図る。早大の資産規模は私立大学有数で、追随する動きが広がる可能性もある。
 海外の複数の運用会社に運用を委託し、まず海外の未公開株に投資する。
以上、

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過去、中国は、財政的窮乏から国立大学に対して、自らの食い口は自ら作れと命令、清華大学は、研究開発した技術や製品を事業化し、今では中国でも有数の清華大学コンツェルンを形成している。大学として、現在でもAI研究の論文数ではグーグルに次ぐ9位だとされ、アジアのトップクラスの大学として君臨している。

大学発ベンチャーは今では巨大化し、巨額な投資ファンドも持ち、さらに新たなベンチャー企業を生み出し続けている。
日本の大学は、高い入学金と高い授業料で経営が成り立ち、大学ビジネスはポロ儲りしてきたが、少子化でそれも叶わない大学が急増してきている。大学発ベンチャーも多くなってきたが、利益を出している大学発ベンチャーは少なすぎる。やはり、大学も飯が食えぬようになってきたら整理淘汰されるのは当然のこと。

大学も企業も困窮しなければ、知恵が出てこない。ただし、基礎研究や素材研究などは、日本の将来投資であり、国が積極的に支援すべきだろう。
日本でも清華大学のような大学があっておかしくないが、護送船団で運営されてきたことから、清華大の足元にも及ばない大学じかりだ。

世界一とされるハーバード大は寄付金などで5兆円規模の内部留保を持ち、一大投資会社としても君臨している。

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[ 2018年8月27日 ]

 

 

 

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