アイコン KYB 都道府県別一覧表、制震・免震用「オイルダンパー」データ不正件数

 

 

東証一部のKYBは16日、地震による建物の揺れを抑える制震・免震用「オイルダンパー」と呼ばれる装置の検査データを改ざんし、国の基準などを満たしていない製品を販売していたと発表した。

出荷した免震オイルダンパーのうち、7割以上が国交省や顧客が指定した基準を満たしていない疑いがあり、中には、性能検査で基準値と40%以上もずれがある不適合品もあるという。
KYBによると、不正は2000年から続いていた疑いがあり、
 
免震ダンパーは計1万369本が出荷され、うち、不適合品やその疑いのある7,550本が903物件に納品されていた。
 
制振ダンパーは2万779本が出荷され、問題のある3,378本が83物件に使われていた。
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以上、免震+制震の計986物件のうち、検査データが残っていない576物件について、同社は調査している。
 
国交省は17日、高層マンションや病院など全国の1000近い物件に設置されているということで、速やかに交換を進めるよう会社に指示した。
 
KYBなどによると、震度6~7程度では問題ないが、揺れが大きくなったり、損傷を受ける可能性があるという。
 
KYBでは、19日(例によって金曜日)に公表の了解を受けた物件について公表するとしている。
  今回の問題では、データ不正だけではなく、大臣認定仕様と異なる材質のピストンやパッキン、塗料をかつてに仕様変更していた問題も明らかにされている。
以上、
 
大手から中堅企業に不正データ発表が移行してきた。今度はどこの企業だろうか。
利益第一主義、株主第一主義はこうした問題を発生させる危険性が高い。
検査データを改ざんできないように、すべてデータ改ざんが不可能な電子記録式にすべきだろう。性善説も性悪説も関係なく人ほど信用にならないものはない。

 

KYB-SHOCK
不正オイルダンパー納品施設件数
都道府県別
施設用途別
北海道
9
住宅
253
青森
2
医療・福祉施設
158
岩手
5
事務所
147
宮城
49
庁舎
106
秋田
3
教育・研究施設
46
山形
3
生産施設
46
福島
9
スポーツ・文化施設
25
茨城
17
物流施設
22
栃木
6
データセンター
16
群馬
4
複合施設
16
埼玉
34
宿泊施設
12
千葉
36
商業施設
1
東京
222
その他
2
神奈川
67
不明
53
新潟
10
合計
903
富山
5
 
石川
2
福井
5
山梨
3
長野
9
岐阜
14
静岡
57
愛知
86
三重
14
滋賀
1
京都
5
大阪
98
兵庫
26
奈良
1
和歌山
5
鳥取
3
島根
3
岡山
4
広島
8
山口
5
徳島
9
香川
4
愛媛
6
高知
11
福岡
23
佐賀
2
長崎
2
熊本
4
大分
5
宮崎
1
鹿児島
1
沖縄
4
不明
1
合計
903

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[ 2018年10月18日 ]

 

 

 

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