アイコン 米トランプ 仏マクロン氏を侮辱的だと投稿 欧州軍創設

 

 

トランプ米大統領は10日、パリでフランスのマクロン大統領と会談し、米中間選挙後の外交を本格的に始動させた。
同盟国にも圧力をかけて米国第一を追求する「トランプ流」は変わらず、実行力を見せることで、2020年の大統領選での再選に弾みをつけたい考え。
 トランプ氏は9日夜、パリに到着すると、ツイッターに「(マクロン氏の提案は)非常に侮辱的だ!」と投稿して不満を爆発させた。

マクロン氏が6日のラジオ番組で、「中国とロシアからだけでなく、米国からも自分たちを守らなければならない」と述べ、米国抜きの「欧州軍」創設を訴えたことにかみついたもの。
トランプ氏は北大西洋条約機構(NATO)の加盟国に国防費を増やすよう求めており、会談前にマクロン氏をけん制し、交渉で優位に立とうとした思惑も透けて見える。
以上、

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トランプ氏は、大統領就任早々のNATO会議の席上で、ドイツ・メルケル首相を名指しして、ドイツは、NATO軍への支払いが少な過ぎ、軍事費も少ないと非難、独仏と対立する構図を作り上げた。
2国間でまず話すべきだっただろうが、独仏首脳はこの発言に激怒し、これではやりきれんと欧州軍創設の必要性を公表した。欧州の流れは変わらないだろう。
(トランプが、韓国に対して駐留米軍費用を払っていない、撤退させると述べたロジックと同じ、結果、韓国は大量の最新兵器の購入を約束した。ホワイトハウス内では2月、トランプのこうした主張に対して、安保上反対の意見を発した軍出身の大統領補佐官がその後更迭されている。当然、独仏はこうしたトランプの言動を見ている)

技術的には独自に保有するユーロファイターやミサイルに見られるようにすでに保有している。さらにSM3-ブロック2Aのような長距離迎撃ミサイルの開発に乗り出すものと見られる。

米旅客機を代表するボーイング機、すでに欧州共同開発のエアバス機が強力な対抗馬となっている。このエアバス社もボーイング社同様軍需企業でもある。

欧州でのNATOに変わる欧州軍の創設は、トランプ氏にとって、米製兵器の購入先が少なくなることを意味する(米製の高額な最新兵器を販売できる国は安保上同盟国などに限られている。その有力な同盟国がNATO軍加盟の28ヶ国)。

ユーロ加盟国が欧州軍を創設して、最新兵器を製造すれば、米国は巨大市場を失うことにもなりかねない。

ただ、独断と偏見に満ちたトランプ氏の考え方は、自国は自国で守れという考え方の持ち主、その上で超高額の米製兵器を売り付けており、欧州の反発も理解できよう。
商売人のトランプは、結果、NATO加盟国に対して、もっと米国並みに国防予算を拡大させ、欧州展開の駐留米軍経費をもっと支払え、米製兵器を大量に買えと言っているだけのようだ。

President Macron of France has just suggested that Europe build its own military in order to protect itself from the U.S., China and Russia. Very insulting, but perhaps Europe should first pay its fair share of NATO, which the U.S. subsidizes greatly!
(アメリカの攻撃から守るためユーロ軍創設と投稿しているところが面白い。意外と現実になるかも・・・)

 

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[ 2018年11月12日 ]

 

 

 

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