アイコン Kビューティ=韓国コスメの中国凋落と世界への進出

 

 

韓国の化粧品が爆発的に売れた中国、その背景には2つの理由があった。
1つは、早くから中国へ進出し、中国女性に化粧品を最初に奨めた資生堂の存在、しかし、尖閣問題で日本企業製品は標的にされ、奈落の底へ。そこに取って代わったのが、Kビューティだった。
2つ目は、中韓が蜜月時代を作り上げ、韓流ドラマが大流行、そのドラマで用いられる化粧品や俳優たちを使ったTV-CM、整形美女創りにより、アモーレパシフィックを代表にKビューティが爆発的な成長を遂げた。

しかし、北朝鮮の度重なる弾道ミサイル発射実験で緊張高まる韓国に、2016年8月THAAD(終末迎撃ミサイル)配備を決定、2017年3月にTHAAD搬入、4月配備、9月追加配備に、中国が激怒、文化制裁(韓流もの放映禁止、K-POPP公演禁止、 韓国俳優CM禁止 )、貿易制裁、観光制裁など数々の制裁を行った。

アモーレパシフィック製品の中国制裁は、これまで入管が通していたものの、成分を厳格化し、禁止成分が入っているとして、輸入できなくした。新たに申請しても認可をなかなか下ろさず、実質、中国市場から締め出された。Kビューティは多かれ少なかれ、そうした制裁を受けた。

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それでも、韓流ドラマにより愛用者も多く、中国の買出しおばさんたちが週に何回も韓国を往復し、免税店で化粧品を買いあさり、中国で高く売っていた。そのため、アモーレパシフィックも免税店売上増で今年4~6月期には急回復させていた。しかし、それも最近では、中国入管が物品につき厳格に税徴収するようになり、かなり下火になっている。

中国の韓国に対する観光制裁は、クルーズ船の寄港や団体ツアー客募集の禁止、チャーター便の乗り入れ禁止などを行っている。

現在、団体客の一部解除(山東・北京・上海・重慶)がなされているが、韓国に近い遼寧省などはまだ認可されていない。この間、韓国熱も冷め、中国からのツアー客が増加したとは聞かれない。元々、中国からの個人旅行客は禁止されていない。

こうした結果、韓流もの放映、TV-CMで急成長してKビューティでも、韓国内で中国人観光客への販売を主力とした化粧品会社は韓国経済の低迷もあり実質破綻するなど窮地に陥っている企業も多い。

資生堂の復活、
資生堂の復活は、日本勢品に対する不買が薄れてきたこと。
それに、訪日客が急増し、爆買い現象に見られるように安心・安全・高品質など日本製品の見直しが始まり、元々資生堂は知名度もあり中国でも復活、日本でも中国でも売れるようになったことが上げられる。

12月23日、中国の電子商取引などビッグデータ分析スタートアップのメジャーチャイナが、中国主要オンライン通販サイトのビッグデータを収集・分析結果を発表した。
それによると、「中国内売り上げトップ1000ブランドのうち韓国ブランドが占める割合は5月の12.2%から9月には10.5%、11月には8.8%まで落ちた」と明らかにした。
メジャーチャイナは、5月から11月までタオバオ(淘宝)とTモール(天猫/アリババ)で販売された3万5000件の化粧品ブランド、2100万件の個別商品、5億5000件のデータを分析対象とした。両通販サイトは、各販売者が商品別の売り上げを公開している。
両社の売上高合計は、中国の化粧品オンライン売上高の70%占めている。

韓国ブランドでは
「后」(15位)
「イニスフリー」(17位)
アモーレ・パシフィック傘下の「ラネージュ」は38位、
「雪花秀」は49位
と2016年から大きく後退している。
1~7位はエスティローダー、ロレアル、資生堂などグローバルブランドが占め、20位までに中国ブランドも7件含まれている。
なお、韓国エステ化粧品ブランドのA.H.C、も人気があるようだ。

売上高では、
マスクパックの「JMソリューション」(28位)、
愛敬の「Age20’s」(46位)
スタイルナンダの「3CE」(85位)(ロレアルが買収)

中国製品が売れているのは、米中貿易戦争で消費が低迷してきており、消費者が低価格指向に動いていると見られる。中国製品も最近では技術力を高め、ペプチドナノコラーゲン技術の「HKH」や「ホームフェイシャルプロ」などが人気を有している。
韓国勢が中国で最大化したのは2016年だった。

<K-POPPに乗せ、世界へ大進出中>
ただ、韓国勢は東南アジアや世界各国でK-POPPの韓流ブームを巻き起こし、化粧品も2017年には、約5兆3千億ウォン(約5,300億円)と過去最高の輸出額を記録している。
輸出増加率の国別では、
ベトナムが96.9%増、韓国から4000社が進出、流通でも各地に進出している。
インドネシアが60.8%増、ブラックピンクCMが露出度異常とイスラム団体が放映禁止に
フィリピンが37.6%増、昔から企業進出、韓国マフィアも進出。
フランスが40.2%増、ロレアルが韓国化粧品会社を子会社化
英国が92.0%増、
ロシアが101.5%増
などとなっている。

メーカー別輸出額は、
アモーレパシフィックが4兆0,898億ウォン(前年比30.2%増)、中国の影響大で海外進出を緊急強化
LG生活健康が3兆9,672億ウォン(29.3%増)、
愛敬産業3,998億ウォン(2.9%増)、
イニスフリー1,905億ウォン(1.4%増)、
コリアナ1,724億ウォン(1.2%増)
などの順となっている。

2017年のアモーレパシフィックの純利益は、中国の影響が出て、前年比▲39.7%減の4,896億ウォン(約489億円)だった。純利益で1番だったのは、日本の「皇潤」などを傘下に持つLG生活健康だった。
ただ、韓流ブームは長く続かず、長くて10年、その後は、世界でのブランド化に成功しない限り、ブーム終焉と共に淘汰されることになる。

 

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[ 2018年12月23日 ]

 

 

 

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