2018年度の首都圏マンション市場/不動産経済研究所 戸数と価格の推移表
不動産経済研究所の調べによると、2018年度(2018年4月~2019年3月)の分譲マンションの販売状況は次のとおりとなっている。
◎ 供給は▲0.5%減の3万6,641戸とほぼ横ばい。
初月契約率は▲6.8Pダウンして62.0%(好不調は70%が目処)に。
◎平均価格は0.1%上昇の5,927万円、㎡単価も1.3%上昇の87.5万円。単価は7年連続アップ。
(1) 2018年度の供給は3万6,641戸、前年度(3万6,837戸)比▲0.5%の減少。(過去最多は2000年度の9万5,479戸)。
(2)東京都区部▲5.7%減、
都下▲9.3%減、
神奈川県▲8.5%減、
埼玉県22.6%増、
千葉県26.4%増。
(3)初月契約率の平均は62.0%、前年同期(68.8%)比6.8ポイントダウン。年度としては3年連続の60%台。
(4)1戸当たりの平均価格は5,927万円、1㎡当たり単価は87.5万円。前年度比で戸当り平均価格は6万円(0.1%)の上昇、㎡単価は1.1万円(1.3%)の上昇。
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◎ 首都圏のマンション市場
2018年度の特徴
(1) マンション市況は発売戸数が2年ぶりの減少も196戸減とほぼ横ばい。埼玉県と千葉県が伸ばすものの都区部などは減少。
(2)初月契約率の平均は6.8ポイントダウンの62.0%、3年連続で70%を下回るものの60%台は維持。
(3)戸当たりが2年連続、単価が7年連続の上昇も上昇幅は縮小。戸当たりは1990年度(6,214万円)以来の高水準続く。
(4)供給戸数は埼玉県(22.6%増)と千葉県(26.4%増)が大幅増。
東京都(1万8,847戸)のシェアは51.4%。
(5)2019年3月末時点の在庫は8,267戸。2018年3月末時点(6,498戸)比で1,769戸の増加となった。
以上。
なお、当調査では、1ルーム等の分譲マンションも入っており、2LDK以上の世帯向け分譲マンションの件数は減り、1Rを除けば価格は上昇する。
分譲マンション販売状況推移(年度表示)/価格単位は万円
|
|||||||
|
/万円
|
12年
|
14年
|
16年
|
17年
|
18年
|
前年比
|
都区部
|
戸数
|
19,726
|
21,121
|
14,931
|
16,393
|
15,452
|
-5.7%
|
価格
|
5,339
|
6,032
|
6,762
|
7,008
|
7,320
|
4.5%
|
|
都下
|
戸数
|
4,873
|
4,978
|
4,455
|
3,744
|
3,395
|
-9.3%
|
価格
|
4,285
|
4,610
|
4,971
|
5,072
|
5,304
|
4.6%
|
|
神奈川
|
戸数
|
11,163
|
8,843
|
8,967
|
9,058
|
8,284
|
-8.5%
|
価格
|
4,206
|
4,340
|
5,031
|
5,661
|
5,362
|
-5.3%
|
|
埼玉
|
戸数
|
6,414
|
4,240
|
3,690
|
3,970
|
4,868
|
22.6%
|
価格
|
3,688
|
3,901
|
4,259
|
4,314
|
4,493
|
4.1%
|
|
千葉
|
戸数
|
4,578
|
5,347
|
4,407
|
3,672
|
4,642
|
26.4%
|
価格
|
3,609
|
3,978
|
4,089
|
4,310
|
4,254
|
-1.3%
|
|
合計
|
戸数
|
46,754
|
44,529
|
36,450
|
36,837
|
36,641
|
-0.5%
|
価格
|
4,563
|
5,088
|
5,541
|
5,921
|
5,927
|
0.1%
|
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・年度(4月~翌3月)/価格は戸当たり平均価格/不動産経済研究所版
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[ 2019年4月29日 ]