アイコン アルフレッサ傘下の調剤薬局で不正請求・資料改ざん発覚

 

 

医薬品卸大手、アルフレッサホールディングス(東証一部、薬品卸国内首位)は7日、子会社が運営する調剤薬局が、厚労省から調剤報酬の不当な請求の指摘を受けた後、関係資料を改ざんしていたと発表した。
約1万5千件あった薬剤服用歴(薬歴)の未記載を244件と少なく申告し、患者らへの返還額を600万円超減らしていた。

問題が発覚したのは、子会社のアポロメディカルホールディングス(東京・豊島)が運営する「アイランド薬局ほくしん店」(北海道北広島市)。
同店は昨年、厚労省北海道厚生局の調査を受け、薬を処方する際に薬局などが受け取る調剤報酬を巡って不当な請求があると指摘を受けた。薬歴に記載がないのに、記載したとして調剤報酬が請求されているとの内容だった。

厚生局から自主点検を求められた同店は関係資料を改ざんし、過去5年間で薬歴の未記載分が1万5304件あったのに、244件だったと虚偽報告した。改ざんにより、保険者や患者への返還金は本来の約660万円から約10万円に減った。

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アルフレッサによると、アポロメディカルの薬局事業の担当取締役が、自主点検の結果を受けて「もう少し何とかならないか」と改ざんを指示するような連絡を同店店長にしたという。

アルフレッサは弁護士らによる特別調査委員会を立ち上げ、グループ傘下の全国約200の薬局で同様の問題がないか、調査している。

薬歴を巡っては2015年2月、ドラッグストア大手ツルハホールディングスの子会社で約17万件の未記載が発覚。日本薬剤師会など3団体が傘下の調剤薬局の自主点検に乗り出し、2014年に1220薬局で約81万2千件の未記載があったことが判明していた。
以上、

厚労省は不正があれば、即処分すればよいものを、産官の関係は最近、何か異常すぎる。

 
[ 2019年6月 7日 ]

 

 

 

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